新入職員オリエンテーション

多職種協働『横断的研修』/
『屋根瓦式』サポート体制

新入職員オリエンテーションには、多職種協働横断的研修を取り入れています。チーム医療の現場と同様に医師含め全職種が参加し、さまざまなキャリア・職種が入り混じってのワークショップが行われます。相互のパラダイムを認識しながら、組織が潤沢に機能するよう、全人医療を包括的にカバーする「協働」を重要視する姿勢は、当院ならではの考え方であると言えます。

研修プログラムで重要なことの一つに、指導医の意欲・能力があります。当院には優れた臨床能力、圧倒的な見地をもったロールモデルとなる上級医が揃っています。そういった上級医の指導の下、少しずつ重なり合うことで強度が増す屋根瓦のように、研修1 年目は2 年目の研修医が教え、2 年目は3 年目が教えるという屋根瓦式サポート体制で指導が行われます。 長年、臨床研修指定病院として研修医を受け入れてきた当院では、高いポテンシャルを持って後輩を教えることは当然のことになっています。上級医の指導のもと経験をつみ、知見を広げてください。

新入職員オリエンテーション

多職種協働『横断的研修』

チーム医療の現場と同様に医師を含め、全職種が参加し、様々なキャリア・職種が入り混じったグループワーク多職種協働『横断的研修』を取り入れています。

Training 1

倉敷中央病院の理念を学ぶ

院内のさまざまな部署をグループで訪問し、それぞれの部署で当院の理念がどのように生かされて業務が行われているかをインタビューします。その内容をグループごとにまとめ、発表し、各グループの気付きを共有します。

Training 2

BLS

胸骨圧迫、人工呼吸、AED の使用法について実技研修を行います。院外・院内でさまざまな場面を設定し、状況に応じた対応も含めて実践。協力して一次救命処置を行う体験をグループメンバーと共有します。

Training 3

感染対策

WHO が定めた手指衛生のタイミング、正しい手指衛生方法を学びます。指導役になる場面も。感染防護具の着脱の研修では、医師はデモンストレーターとなり、定められた手順をグループメンバーに伝えます。

Training 4

KYT

医療現場で出会う場面を想定し、そこで起こりうるアクシデントを予知して対応することを学びます。
グループ別にまとめた内容を発表し、新たな気付きも生まれます。

Training 5

医療安全

「情報伝達と患者誤認」をテーマに、グループで意見交換。
SBARによる情報伝達や患者確認のポイントなどを共有します。

Training 6

夜間病棟体験

オリエンテーション期間中盤、院内各病棟の準夜帯勤務看護師に密着し、患者さんとのかかわりや病棟の動きなどを学びます。看護師の業務を学ぶだけでなく、看護師が医師に伝えたいと思っていることを聞くことができるのも貴重な体験となります。

Training 7

大原美術館見学

im_orientation08

当院創設者 大原孫三郎により設立された、日本で最初の近代西洋美術館である大原美術館。社会貢献の想いは、ここにも息づいています。オリエンテーションで当院理念を学んだジュニアレジデントたちは、何を感じ取ったでしょうか?