ご家族の方へ-いきいきライフ






●活動のご紹介
絵手紙サークル「たんぽぽ」は、ケアハウスつるがたの入居者様のお1人、M様が講師となられて、月2回のペースで開催されています。以前から活動をされていましたが、一時の中断を経て、2013年12月から活動再開。参加されるメンバーも、皆さんケアハウスつるがたの入居者様です。各自、描きたい素材(お花、野菜などさまざま)を持ち寄って、はがきに描いたり、大きな和紙に描いたり…。M様含め5名の方で活動されており(平成26年7月現在)、「気負わず描く」ことを大切に、和気藹々とした雰囲気で、かつ真剣な眼差しで取り組まれています。


●相手を心に想いながら…
絵手紙は、作品一つひとつに描く方の個性が光ります。また、絵だけでなく、書き添えることばも作品の一部です。短いながらも想いを込めたことばを選ぼうと、お一人おひとり、ご自身で頭をひねって考えられます。考えすぎて「頭が痛いわぁ」とおっしゃる方もいらっしゃるほどで、皆さん真剣です。ことばが決まれば、皆さん見事な筆運びで絵に書き添えます。字を書くのは苦手とおっしゃいながらも、皆さん出来栄えはすばらしく、思わずホッとするような作品の数々が生まれました。
作品は「手紙」ですから、完成後には、ご家族・知人の方へ送られるとのこと。取材当日に拝見した、お孫さんに贈られるという1枚のはがきは、カタツムリの絵に「ゆっくりでいいよ」とメッセージが書き添えられた、優しさを感じる作品でした。「贈る楽しみ」が、皆さんの熱意の源のようです。

●皆さんが楽しく参加されている秘訣は?
参加されている皆さんにお聞きすると、M様のお人柄がよい、教え方が上手いといったお声が返ってきました。ご夫婦で参加されている方もおられ、奥様が「お父さんを褒めてくれるのは先生だけ」とおっしゃっていました。M様のアドバイスは「白いところを残すように」「緑には必ず黄色が含まれるから、先に黄色を塗りましょう」「薄い色から先に塗りましょう」「丸いものは丸く塗りましょう」などわかりやすいもので、描きながら色塗りや文字で行き詰った様子が目に留まると少し手助けをして、ヒントを出されます。
絵手紙サークル「たんぽぽ」、新たに参加したいと希望する入居者様もおられるとのこと、いきいき活動されるお姿が増えそうです。

「誰に見せるのでもなく、自分が楽しく描きたい」という想いを大切にされているサークルです。
描くことを楽しまれる方、秋に開催されるケアセンターまつりで開催される作品展への出展も視野に入れ、作品づくりに励まれている方、それぞれの楽しみ方で筆を運ばれていました。



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