梅雨入りし、雨の日が続く6月上旬、小児病棟で「あめを楽しむ会」が開催されました。
雨の日も子どもたちが楽しくすごせるようにと、病院ボランティア「グリーンはぁと」の皆さんが企画されました。
会の事前準備として、小児病棟の窓ガラスをトランスパレントペーパーで飾りつけました。4月の飾りつけは桜のイメージでしたが、今回は梅雨の季節ということでアジサイの花が美しく咲き誇りました。アジサイの花と虹の周りで遊んでいるのは、小児病棟の子どもたちが自由に顔を描いた「雨つぶちゃん」。笑った顔や驚いた顔など、豊かな表情で病棟を明るく彩ります。
会の始まりを飾るのは院内学級卒業生によるピアノ演奏。ショパンの前奏曲 第15番「雨だれ」が披露され、子どもたちは、雨音が表現された美しい旋律をじっくりと聞き入っていました。
続いて、雨にまつわる絵本『カエルのおんがくたい』の読み聞かせが始まります。作中で何度も登場する、童謡「あめふり」のフレーズを奏でるピアノに乗せて、ボランティアさんの優しい語りがプレイルームを包みました。
読み聞かせの後は、絵本に登場した「あめふり」や童謡「にじ」を子どもたちと職員全員で歌ったり、音当てクイズやラジオ体操をしたりと、子どもたちの晴れやかな笑顔があふれる時間となりました。