徳増 裕宣

VOICE

臨床研究支援センター
臨床研究コンサルテーション部

徳増 裕宣

<医師としての軸>

病院理念と先輩医師からの学び/
自分の診療を常に評価し続ける

倉中卒が倉敷へ戻る理由

現在、初期研修の同期のうち4名が倉敷中央病院に戻ってきて働いています。自分自身は臨床研究支援センター 臨床研究コンサルテーション部、もう一人は感染制御室で、二人とも今までこの病院になかったオリジナルの仕事を発案し、任せていただいています。

なぜその仕事が必要なのか。病院の基本理念に合致するのであれば、10年目前後の医師の要望もきっちり拝聴していただき、また、そのような場を与えてもらえる懐の深さがこの病院にはあります。

100点満点の研修を受けられる病院はありません。むしろ、不十分と感じた点をぜひ他で学び、倉敷に戻ってきてくれたらと思います。

初期研修の最大の出逢い
~モデル医師・組織~

初期研修医で大きく学ぶのは、一緒に働く先輩医師だったり、主任部長の患者・疾患に対する熱い想いだったりと、自分が獲得する知識というよりも、これからの自分のキャリアを積み重ねていく上で “モデルとなる医師・職場” となることが多いのではないかと思います。

当院では企業色も強く、この病院の理念に対する理解・人材雇用への影響は他の病院よりも大きいと感じています。そのため、モデルとなる医師を探し出すのは比較的容易ではないかと思います。

これから医師をやっていくとうまくいかないことや挫折も多々味わうと思います。なぜ最後で踏ん張って頑張れるのか、それはそういう自分の中でモデルとなる医師を初期研修医で見たのか見てないか、、、そこが大きなポイントではないかと感じています。

院外から見た倉中の研修について
~何を基準に研修病院を選ぶべきか~

昨今、研修病院は初期研修医の獲得に必死であり、さまざまな宣伝文句を考えています。

①総合診療ができる、②高度先進医療が行える、③野戦病院である、④切磋琢磨できる同期がいる。

倉敷中央病院もこれらのことを満たしている病院ですが、自分が現在一緒に働く同僚を見ると、初期研修をどの病院で研修したところで知識や経験の差異はあまり感じません。なぜなら、初期研修医時代の多くの知識は忘れます(笑)。逆に、その時の知識や処置が10年たっても同じと考えるべきではないと思います。

では、何を基準に選ぶべきか。今を振り返ると自分は 病院の基本理念というのも大事な選択基準だなぁと感じています。

自分の診療を常に評価し続けるために
~臨床疫学を現場で学ぶ~

私が後期研修医の時に統計・臨床疫学についてもっと教えて欲しかった、、、という想いから医師だけでなく看護師や薬剤師、療法士さんを対象とした毎月の勉強会を行ったり、研究のデザインの段階から一緒に考えていく論文作成支援なども行ったりしています(初期研修医のローテーターとしての受け入れも準備中)。他にはない取り組みだと思いますので、研修病院に選んだ際は気軽に門戸を叩いてください。

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