Diversity, Equity and Inclusion
―挑戦の機会は誰にでも等しく―

脳神経外科・脳卒中科
専門研修プログラム2024年修了

Diversity, Equity
and Inclusion

―挑戦の機会は誰にでも等しく―

脳神経外科
専門研修プログラム2024年修了

専門研修先として倉中を選んだ理由

専門医資格を取得できる基幹病院だからです。
1000床を超える地域の中核病院であり、大学病院レベルの規模でありながら、市中病院でもあることはメリットです。一つの病院で外傷、脳卒中、脳腫瘍など、基本的な症例は経験できる程の症例数があり、軽症から重症まで、たくさんの症例を経験できます。脳卒中の内科治療患者さんも主治医として治療するので、手術手技だけでなく、患者管理を含む内科治療や集中治療管理、急変対応など、医師としての基盤を築けることも魅力です。
他には、福利厚生が整っていて、働きやすい職場環境も良いです。院友会で多職種でサッカーをしたり、バスケやゴルフをしている人もいます。医師以外のスタッフの皆さんも優しいので、仕事においても非常に働きやすいと思います。

脳神経外科の雰囲気・研修環境について

すべてにおいて最高の環境です！
一番は、主任部長の沈先生が尊敬できる上司であることが大きいと思います。手術が上手なだけでなく、スタッフ、専攻医への配慮もできる方で、ほぼすべての症例に目を通してくださるので安心して働くことができます。脳神経外科みんなが尊敬する上司のもと一丸となって働いています。
専攻医も多いので、近い学年の先輩や後輩、同期も多く、大変な時は助け合い、切磋琢磨できることも良いですね。専攻医はもちろん、部長やスタッフの先生方にも相談しやすく、仕事でもプライベートでもお世話になっています。良い意味でメリハリがついています。
職場環境としては、脳神経外科は当番制で、救急当番や有事対応する当番が決まっているので、時間外に呼び出されたりすることはほぼないです。また、働き方改革が進み、自分の時間が増えました。休みをプライベートに使うときもあれば、院外の勉強会や学会に参加したり、学術活動に励んだり、手術のoff the job trainingをしたりできます。疲れた時はちゃんと息抜きもできるし、平日に休みを取ってリフレッシュしたりできるし、自由に使える時間が増えたのが良いですね。

研修をしていて楽しいこと、成長を感じること

研修や仕事をしていて楽しいと思うことは、患者さんに感謝されること。「先生、ありがとう。」、この一言のために僕は働いています。嘘だと思われるかもしれませんが、これ以上の原動力はありません。そのために、自分の能力や技術を高め、次の医療に還元したいと思っています。自分が医師として、脳神経外科医として成長することが、患者さんのためになるならば僕は常に邁進できます。
成長を感じる時は、できることが増えたと感じた時。研修医の時のことを思い出しますが、採血したり、静脈ルートを確保したり、処方や点滴オーダーすることすら一人でできませんでした。出来なかったことができるようになると嬉しいですよね。それを強く感じた手術が、初めてのSTA-MCAバイパス術です。研修医のころから毎週ラットの血管を使用して血管吻合の練習をoff the job trainingとしてやってきました。その成果を一番実感した手術でもあり、手術を終えた後は嬉しさと達成感で涙が出そうになりました。その患者さんは何事もなく退院され今も元気に通院してくれていて、それもまた嬉しいことです。

将来の目標や夢（当院で働いた後のビジョン）

漠然としていますが、開頭手術も血管内治療も、脳腫瘍も脳血管障害も、覚醒下手術や頭蓋底手術、神経内視鏡手術も、どれも高い水準でできるような脳神経外科医になりたいです。
野球選手の大谷翔平さんはこれまでの常識にとらわれずに野球界に大きな実績を残しました。私もこれまでの常識にはとらわれず、自分がやりたいと思うことに尽力し邁進したいと思っています。

後輩へのメッセージ

本当に多種多様な人が働いている病院です！
いろんな人たちに触れることも良いことだと思います。
刺激を受けるのもよし、ロールモデルにしてもよし、得た繋がりを大切にしてもよし。
環境はとても良いです。もちろんそれを利用するのは自分で、何を残すかも自分次第です。せっかく倉敷に来るなら、人生において有意義で大切な時間にしてください。お待ちしています。