初期研修医 2022年採用

初期研修医

初期研修医
(2022年採用)

研修先として倉敷中央病院を選んだ理由は?

私が当院の見学に来た5年生の夏は、ちょうどコロナの流行が始まったころでした。オンラインでの病院探しが中心の中、実際に見学することができたため強く印象に残りました。私は学生のころから小児科志望だったので、初期研修の雰囲気に加えて特に小児科の診療の様子をしっかり見学しました。最終的に、初期研修の救急研修体制が整っていることと、充実した環境で小児科医としての後期研修を受けられることが決め手となりました。

実際の研修や教育体制は?

救急研修では、研修医がファーストタッチをしたあと鑑別や検査の必要性、今後の見通しなどについて、必ず上級医の先生と話し合って方針を決めます。もちろん最初は慣れていないので、問診が不十分だったりアセスメントの方向性を間違ったりすることも多々ありますが、その都度丁寧にフィードバックをしてくださり大変勉強になっています。また、研修医は全員、一定回数の外来研修が必修となっており基本的に成人の一般内科外来を受け持ちますが、私が在籍している小児科コースでは2年目の小児科ローテ中に小児科外来を担当することができます。

1日の業務の流れ​

内科ローテでは午前中は主に病棟業務をします。昨晩の患者さんの容態に変化が無かったかカルテを確認して、その日の様子や検査結果なども合わせて気になることがあれば指導医の先生に相談をして対応を話し合います。午後からは処置に入らせていただいたり救急対応をしたりと様々です。外科、救急科、麻酔科ローテなどではとにかく実践が多く、積極的に手技に関わったり診療の中心を担ったりすることが多いです。

倉敷中央病院に入職して
良かったと感じることは?

どの科でも指導熱心な先生が多いことです。こちらの積極的な姿勢さえあれば、ひとつの質問に対して何倍にも答えを返してくださるような方が多いです。研修医の私はまだまだどの分野の知識も浅いので、疑問にすら湧いていなかったことをフォローしていただけて大変有り難いです。また、入職前はあまり意識していなかったのですが、カフェや医局、図書室、トイレなど医療スタッフフロアの設備が綺麗で充実しており、心身に余計な負担がかからないことを日々実感します。

休日の過ごし方

自分の健康とお財布事情を鑑みて、週末はご飯の作り置きをしていることが多いです。平日なるべく台所に立たなくていいように、平日の昼のお弁当分と夕食分の作り置きを週末にしています。少し時間に余裕があれば、美術館へ行ったり、おいしいご飯屋さんを開拓したりして過ごしています。 

今後の目標

個人的なことではありますが、私は幼い頃身体が弱く小児科の先生方、病棟のスタッフさんには度々お世話になり、入院のたびに主治医の先生は私と真摯に向き合ってくださいました。私もその主治医の先生のように、子どもとそのご家族が治療に前向きな気持ちになれるような医療者を目指していきたいです。

学生時代の病院見学・実習について

コロナ禍ということもあって、実際に病院見学をできたのは当院を含めて2病院だけで、その他はオンラインでの説明会や研修医の先生方との座談会などに参加しました。学生時代の実習もほとんどが潰れてしまいました。振り返って今思うのは、実習でも見学でも「百聞は一見に如かず」だということです。

医学生へメッセージ

今のコロナの状況がどの程度病院見学や実習に影響があるのか分かりませんが、チャンスがあればせひ実際に足を運び、自分の目で現場を見て、感じたことを大切にしてほしいと思います。みなさんの中にはまだ自分の将来を全く想像できない方もおられるかもしれませんが、些細なことでも、現時点で「こうなりたい」とか「こんなことがしたい」というイメージを持って実習・見学をされると、目に映る光景が変わってくるかもしれません。ぜひ、当院にも見学にいらしてください。お待ちしています!

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宮脇 大

senpainokoe7

専攻医

2024年修了
(脳神経外科)