倉敷に根差して世界に発信する
2025年10月より循環器内科主任部長を拝命しました、阿部 充と申します。国立循環器病センターCCUや京都医療センターに勤務後、2025年4月より当院に異動となり、10月に門田一繁前主任部長の後を引き継ぎました。
倉敷中央病院は、ここ倉敷の地に根差して多くの患者さんに最先端の治療を提供し続けています。当科の2024年の平均入院患者数は112名であり、全国でも屈指の患者数を誇ります。光藤先生時代からの歴史ある冠動脈カテーテル治療は、循環器内科の活躍度の指標となる緊急カテーテル治療だけでも年間400件を超えています。最近では下肢動脈カテーテル治療、不整脈アブレーション、デバイス治療、TAVI、経皮的僧帽弁接合不全修復術、左心耳閉鎖術、経皮的卵円孔開存閉鎖術等の多岐にわたる侵襲的治療に加えて、循環器救急集中治療、心不全治療、心臓リハビリ等、すべての領域において日本を代表する卓越した専門医とやる気に満ちた優秀な若手医師総勢31名が在籍しております。倉敷中央病院を頼って来院される患者さんと、多くの患者さんをご紹介頂く近隣の先生方の信頼に応えるべく、毎日真摯に懸命に治療にあたっております。
門田先生が力を入れられた臨床研究も盛んで、2024年は国際学会の発表が28本、原著論文採択数が16本でした。臨床研究は、我々が日常診療の疑問を解決して患者さんに還元する、大切なプロセスと考えています。引き続き倉敷中央病院で得られたデータをもとに、倉敷に根差して世界に発信して参ります。
若者よ、ぜひ倉敷に来たれ!
最近の若手医師は、都会志向が強いと聞いています。実際、都会でしか経験できない希少疾患症例もあるかもしれませんが、ここ倉敷では一般的な循環器内科症例を全国屈指の症例数で経験することが出来ます。PCIのみならず、構造的心疾患に対するインターベンションも、卒後5~6年目から関わることが出来ます。また患者さんに良い医療を提供するためには、まず医師が心身ともに守られないといけません。当科では医師数が多く当直はシフト制で、時短勤務等各個人のワークライフバランスに合わせたさまざまな働き方を提供できます。まずはお気軽に見学に来てください。
お電話かメール ma19100@kchnet.or.jp で私までご連絡頂けますと幸いです。
若者よ、ぜひ倉敷に来たれ!

