島 裕樹(専門修練医1年目)

島 裕樹(専門修練医1年目)
島 裕樹(専門修練医1年目)

私は後期研修医(専攻医)として当院で研修を開始し、現在4年目となります。研修当初は右も左もわからない状態でスタートいたしましたが、上級医の指導の下、病棟業務や救急対応、そしてカテーテル検査など含めた多種多様な業務をこなし充実した研修を行っております。当院では豊富な臨床経験を積める一方で、臨床研究や学会発表などの学術的な活動も盛んに行っております。まずは地方会での発表から始まり、徐々に全国学会で発表する機会をいただき、シニアレジデント3年目には国際学会での発表を経験することができました。発表はもちろん質疑応答も全て英語で行われるので、大変ではありましたが非常に有意義な経験をすることができました。
臨床研究は臨床業務が一通りこなすことができるようになったシニア2年目から上級医よりテーマをいただき携わるようになりました。当初は統計の知識もなく、何から手をつければよいのか全く分からない状態でのスタートでしたが、上級医から丁寧に指導をいただき少しずつ形を成していきました。時には深夜近くまで熱心に指導いただいたこともあり、そのテーマが国際学会で初めて採択されたときは非常に嬉しかったことを覚えています。臨床研究はデータ収集/解析など膨大な時間を要する一方で、必ずしも良好な結果が得られるとは限りません。挫けそうになることもありますが、同じ目標を持った同僚と切磋琢磨し合える環境が当科には備わっています。現在は論文の執筆なども携わるようになり、まとめた研究成果を世界に発信できるよう努めています。
当科では臨床的な分野のみならず、学術的な分野でも多くのことを学ぶことができます。両者が備わったバランスの取れた臨床医として今後の業務に励んでいきたいと考えています。