院外からの研修医(2019年度)

豊富な症例を経験した密度の濃い2年間

私は岩手医科大学からの国内留学として、2年間(医師8~9年目)、倉敷中央病院で研修させていただきました。私は冠動脈カテーテル治療(PCI)を専門にしておりますが、倉敷中央病院循環器内科は故・光藤和明先生のいらした頃よりその分野で世界をリードしてきました。

2年間でPCI術者としておよそ200例を経験し、助手や見学も含めるとさらにたくさんの症例を経験させていただきました。経験豊富な先生方から丁寧な指導を受けることができ、とても充実した研修を送ることができました。倉敷中央病院は救急症例も多く、また冠動脈治療以外の構造的心疾患(SHD)や不整脈の治療件数も多く、超ハイボリュームセンターとして豊富な症例を経験することができます。

さらに、臨床だけではなく、研究に関しても多くのテーマに関わりました。単施設であっても豊富な症例からビッグデータが得られますし、学会発表も多く経験させていただき、現在論文も執筆させていただいております。

このように、とても密度の濃い2年間を送ることができました。門田先生をはじめとする先生方に感謝させていただくとともに、多くの若い先生に私と同じような充実した研修を送っていただければと思います。

岩手医科大学内科学講座循環器内科分野
佐々木 航
2023年4月