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モービルCCU[get_image]
当科のご案内

地域チーム医療としての役割「Mobile CCU(モービルCCU)」

 高規格救急車「mobile Coronary Care Unit(モービルCCU:心臓集中治療施設)」とは、地域の医療機関からの要請を受け、循環器内科専門医・救急センター看護師とが同乗し、患者さんをお迎えに行くドクターカーのことです。救急蘇生に必要な用具や薬剤を装備しておりますので、搬送中、患者さんの急変に的確に対応でき、また病院と連絡を取りつつ搬送することによって早期の治療開始が可能になります。


瀬戸大橋

海を越えた医療体制の拡大に貢献

 1982年、三宅康夫前院長の「救急は医の原点」であるとの信念において、モービルCCUの運行を開始しました。現在では3台のモービルを配備しています。出動件数は年々増加しており、2001年には年間500例をこえ、運行開始年から20年間で延べ5,064人の患者さんを搬送しました。瀬戸大橋開通後は、高松市・丸亀市などの往復1時間圏内の四国への出動が可能になり、年間約650回の出動のうち約45回を数えるほどになりました。
モービルCCUは地域救急医療においてできるだけ速く患者さんの治療を開始して治療効率を高める為の絶大なツールであるとともに、地域チーム医療の中での連帯感を深めるコミュニケーションの手段であると考えます。


モービル帰還場所

心臓救急医療に直結した設備

 モービル CCUは、心臓病センターと救命救急センターの両方に帰還することができます。緊急心臓カテーテル検査が必要な場合は、心臓病センターに帰還し一秒でもはやく必要な検査・治療を行います。心臓病センターのモービル帰還場所は、地下の心血管造影室、2階のCCUに直結しており、迅速に適切な心臓救急医療を受けられる体制をとっています。


モービル内部

最新の搬送手段を備えた救急車

 搬送される患者さんの安静が保たれるよう、ベッドの振動を最小限に制御する、防振機能付ベッドを採用しています。血行動態のモニタリング器機、救急薬剤、人工呼吸器等を装備していますので、搬送中の急変時の対応や急性期治療の開始を車内にて適切に行うことができます。大動脈バルーンパンピング(IABP)、経皮的心肺補助循環(PCPS)留置患者さんの搬送も可能です。


モービルCCU年間出動件数 モービルCCU年間出動件数グラフ

  '82 '83 '84 '85 '86 '87 '88 '89 '90 '91 '92 '93 '94 '95
モービル出動回数 30 37 54 66 58 76 116 106 235 240 318 357 382 386
'96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09 '10 '11
406 367 404 459 484 512 537 540 653 610 570 517 481 435 488 437
'12 '13 '14 '15 '16 '17 '18 '19 '20              
445 489 447 565 508 467 357 327 293              
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