文字サイズ変更

文字サイズの変更方法

診療案内[get_image]
診療内容

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症について

 動脈硬化とは血管の壁が肥厚し、内腔が徐々に狭くなって(狭窄)、最後にはつまってしまう(閉塞)病態です。動脈硬化は全身の動脈に生じますが、四肢の動脈、特に下肢に高頻度に起こり、閉塞性動脈硬化症と称しています。
近年、日本でも食生活、生活様式の欧米化、平均寿命の延長による高齢化などにより、閉塞性動脈硬化症に罹患する患者さんは著明に増加してきています。

閉塞性動脈硬化症の症状

 閉塞性動脈硬化症の症状は、血管が動脈硬化により、狭くなったり、つまってしまうことで、血流が悪くなることにより種々の症状が起こります。通常、足が冷たく感じる・しびれを感じるくらいからはじまり、だんだん歩くと足が痛くなったり、あるいは安静にしているときでも痛みを生じるようになってきます。そうなると足の趾やかかとなどが黒く壊死したり、潰瘍ができるといった症状があります。恐ろしいのは、糖尿病などの基礎疾患があると、症状がなくとも動脈の狭窄は徐々に進行することがあることです。足に壊死や潰瘍があると、細菌感染を併発しやすく、ひとたび感染が起こると、血流が悪くなり、より中枢側での切断が必要となったり、体に感染が波及して、全身状態が悪くなる(敗血症)ことがあります。その場合、手術だけでは治療することはできず、内科外科皮膚科など科の敷居をこえたチーム医療・集中治療を必要とすることもままあります。

閉塞性動脈硬化症の治療

 当心臓病センターでは、循環器内科、心臓血管外科、糖尿病内科、皮膚科、形成外科などの科の敷居を跨いだチーム医療で重症虚血肢の治療にあたり、良好な成績をおさめています。膝下の小口径動脈へのバイパスや、経カテーテル的な狭窄拡張術を組み合わせたハイブリッド治療も積極的におこなっています。
閉塞性動脈硬化症に対する、主に人工血管を用いたバイパス術を2008年には53例行っています。糖尿病や慢性腎不全の患者さんで重症虚血肢が増加しており、血管性状不良のためバイパスしても足の一部切断が必要となる場合があります。症状が不顕性の場合がありますので、足の脈が触れにくい場合は下肢圧測定が必要です(閉塞性動脈硬化症の手術成績)。

閉塞性動脈硬化症の治療前後のCT画像

静脈グラフトによる前頚骨動脈へのバイパス手術での足先血流改善

(左側CT画像:術前)右膝窩動脈から膝下3分枝が動脈硬化により閉塞、足先まで血液が届いていないのがわかる。
(CT画像右側:術後)手術後のCT画像で、患者本人の静脈による前頚骨動脈へバイパス手術を行った。足先への血流が改善された。 手術[image]

上述静脈グラフトによるバイパス手術での血流改善拡大CT画像 バイパス[image]

足先壊死による歩行不能→手術・フットケアなどのチーム医療による治療

閉塞性動脈硬化症により、足の先まで十分な血液を送ることができなくなり皮膚が壊死し、足の指の骨が露出している。痛くて歩行ができない状態であった。手術およびフットケアなどのチーム医療施行後、骨は良好な肉芽で覆われ治癒。痛みも全くなし。 フットケア[image]

重要なお知らせ

standing contents

主任部長から患者のみなさまへ

主任部長から患者のみなさまへ

循環器内科ウェブサイト