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診療案内

虚血性心疾患

虚血性心疾患とは

 心臓は心筋という筋肉が動くことによって全身に血液を送り出すポンプの働きをしています。この心筋にエネルギーを供給する血管を冠動脈と呼びます。冠動脈が動脈硬化等により細くなったりつまったりして血液の流れが悪くなり、心臓の筋肉にエネルギーを十分に供給できなくなった状態を総じて虚血性心疾患と呼びます。

虚血性心疾患の分類と症状

 虚血性心疾患の症状は、分類される病名によって違いますが、主に胸が締め付けられるように痛くなることが共通に挙げられれます。以下に狭心症と心筋梗塞について記載します。

狭心症

 冠動脈が動脈硬化等により細くなった状態で心臓の筋肉に十分にエネルギーを供給できなくなった状態を狭心症といいます。運動したときに胸が痛くなったり、締め付けられたりするといった症状が出ます。また、運動をしていないのに、夜、早朝に胸が痛くなったり締め付けられたりする感じがすることもあります。

心筋梗塞

 冠動脈が完全に詰まってしまい、詰まった血管領域の心臓の筋肉が死んでいく状態です。非常に危険な状態で、放置しておくと、心不全、不整脈、心破裂等を合併し命にかかわるため、一刻も早い治療が必要です。激しい胸痛が長く続くことが特徴ですが、自覚症状が全くない場合もあります。虚血性心疾患の外科治療として冠動脈バイパス術を行っております。冠動脈バイパス術とは狭くなったり詰まった冠動脈の遠位側に別の血管(バイパスグラフト)をつないで低下した冠動脈の血流を改善する手術です。バイパスグラフトとしては胸の内側を走行する内胸動脈、前腕を走行する橈骨動脈や下肢の内側を走行する大伏在静脈などがあります。これらのバイパスグラフトを組み合わせて冠動脈バイパス術を行います。

虚血性心疾患の治療

 最近7年間の待機的単独冠動脈バイパス術319例の手術死亡率は0.3%です。左右内胸動脈を用いたバイパスは全体の62%の患者に行っています。体外循環を使用しない心拍動下多枝冠動脈バイパス術(オフポンプ冠動脈バイパス術)を標準手技としており、待機単独手術の88%に行っています。従来手術合併症頻度の高かった、高齢者や腎不全患者、脳血管病変を有する患者に対しても、安全に手術が行われるようになりました。緊急冠動脈バイパス術の成績も近年良好で、過去5年間の単独冠動脈バイパス術は56例で死亡はゼロでした。緊急の場合は、安全優先のため75%を体外循環使用下で行っています。
冠動脈バイパス術の治療実績を見る


左右内胸動脈[get_image]

虚血性心疾患の治療(冠動脈バイパス術後のCT画像):左内胸動脈を左冠動脈前下行枝に吻合。右内胸動脈を右冠動脈に吻合。

重要なお知らせ

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主任部長から患者のみなさまへ

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