専攻医(2022年度採用)

診療と知識の両面から成長を実感できる

私の兄も循環器内科医師でこの倉敷中央病院循環器内科で研修を積み、当院の見学を勧められ循環器内科に進むことに決めました。初期研修を終えられた先生方の中には、これから進む道を考えている方も多いと思います。そんな中で、「循環器内科ってどんな雰囲気なんだろう」「実際どんなことが学べるのかな」と感じている方に、少しでも雰囲気をお伝えできればと思い、この文章を書かせていただきます。

循環器内科は、急性期医療から慢性疾患のマネジメントまで、幅広い診療を経験できることが大きな魅力です。私自身も、心筋梗塞や心不全、不整脈といった重症症例に関わる中で、判断力や手技のスキルを少しずつ磨いていくことができました。

当院では、心エコーやカテーテル検査・治療、ペースメーカー・ICDの植込み、不整脈治療、Structure Heart Diseaseへの治療といった専門的な検査・治療に段階的に携わる機会があり、指導医の先生方のサポートのもと、安心して挑戦できる環境が整っています。また、日々のカンファレンスや勉強会も充実しており、診療と知識の両面から成長を実感できる毎日でした。

もちろん、はじめからすべてができるわけではなく不安や戸惑いを感じることは多くありましたが、そのたびに先輩方に支えていただき、少しずつ前に進むことができたと思っています。

循環器内科に少しでも興味を持っている方がいれば、ぜひ一度見学や相談にいらしてください。進路に迷う時期だからこそ、いろいろな選択肢に触れて、自分に合った場所を見つけてもらえたらと思います。

坂東 岳人

2025年5月