不育症検査が必要かどうかの判断
妊娠3か月頃までの初期流産では、原因の大半は胎児側にあります(染色体異常、先天奇形など)。妊娠の約2割は、初期流産になります。
これまでのご経験へのアドバイス
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初期流産を2回繰り返した
→女性の約5%がこれを経験されます。ただちに不育症検査は必要ありません。 - 初期流産を3回繰り返した
→女性の約1%がこれを経験されます。不育症検査をしてみたらよいでしょう。 - 妊娠10週以降の流産・死産を経験した
→不育症検査をお勧めします。
主な検査
- 抗リン脂質抗体などの自己抗体
- 血栓症素因(プロテインS、プロテインC)
- 甲状腺機能
- 糖尿病
- 子宮の形を調べるレントゲン検査
ごく一部を除いて、保険適用です。