ご挨拶

「懇切なる看護」受け継がれてゆく創設者の想い

倉敷中央病院は、1923(大正12)年6月2日、倉敷紡績株式会社社長、大原孫三郎氏によって創設されました。創設者は、院是を「本院は、平等主義にて治療本位とす。すなわち、完全なる診療と懇切なる看護とにより進歩せる医術に浴せしむることを院是とす。」とし、また「看護は病院の魂である」と看護の重要性を説き、病院の創設と同時に本校を開設し看護師の養成に力を注ぎ、今日に受け継がれています。病院の基本理念は、地域住民の健康を守るため、最新・最高の医学による最良の医療を志向し「患者本位の医療」「全人医療」「高度先進医療」を実践することであり、その附属の看護専門学校として本校は設立されています。将来、看護職の活動をとおして、地域住民の健康を守り、健やかな生活を支えるために貢献できる質の高い自律した人材、また科学や医療の進歩、社会の変化に伴い、多様化する健康ニーズに対して、広い視野と柔軟な思考で対応できる人材育成を目指しています。そのためには看護師に求められる生命に対する深い畏敬の念をもち、自他を問わず人間を愛し、相互理解を深め、人間の尊厳を守ることを基盤とした豊かな人間性を育みます。また、保健医療福祉チームの一員として、高い倫理観をもち、対象となる人の立場にたち、主体性をもって現代の高機能の医療や情報化に対応する看護実践能力を修得できるようにしています。

本校は、98年の歴史と伝統のある学校です。看護を学ぶ最高の学習環境として倉敷中央病院をはじめとする実習施設や豊富な講師陣を整え、学生の皆さんの主体性と創造性を尊重し、自ら判断し行動できるよう支援することを大切にしています。今、社会は皆さんの力を必要としています。看護師は、人を深く理解し、人の生命や生活を守り支えていく専門職者です。大原美術館を中心とする文化の薫り高い倉敷で看護師を目指して一緒に学びましょう。

倉敷中央看護専門学校 副校長

時本 圭子