第88回日本循環器学会学術集会 論文で最優秀賞

第88回日本循環器学会学術集会 論文で最優秀賞

 2024年3月8日~10日、神戸コンベンションセンターにて
第88回日本循環器学会 学術集会が開催され、循環器内科  茶谷 龍己先生の論文が、「心臓」賞の症例部門で最優秀賞に選ばれました。
この賞は、日本心臓財団・日本循環器学会共同発行誌「心臓」にて、2023年に掲載された論文の中から優秀な論文を選考し表彰するものです。

 

受賞を励みに、For the patientsの精神でより一層の精進を続けたい

この度、学術誌「心臓」において2023年の最優秀論文賞を受賞しました。 本論文はチーム医療により救命できた症例であり、循環器内科・心臓血管外科の先生方、カテーテル室・手術室・病棟・外来のスタッフの皆さまにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。本論文では、抗がん剤による重症の薬剤性心筋症の患者さんでImpella、大動脈バルーンパンピング(IABP)、経皮的人工心肺装置(ECMO)での治療に抵抗性であり、心機能の改善に乏しく、植え込み型補助人工心臓(LVAD)や心移植を含め検討するために心移植実施施設に搬送を要した若年患者さんの症例報告です。搬送後はLVADの植え込みをされましたが、現在ではLVADを離脱し退院され、元気に私の外来に通院されております。私の倉敷中央病院での医師人生のなかでも最も印象に残った患者さんの一人です。今回の受賞を励みに、For the patientsの精神でより一層の精進を続けたいと考えております。
循環器内科  茶谷 龍己

 

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