当院で発行している患者向け広報誌「KNEWS」で4月に就任した寺井章人院長を特集しています。倉敷中央病院の院内のラックに配架していますので、ぜひ手に取っていただけると幸いです。
このページでは寺井院長の挨拶、略歴などを紹介します。PDF紙面は下記リンクよりご参照いただけます。
就任挨拶 院長 寺井章人
2024年4月1日に倉敷中央病院の院長に就任した寺井章人でございます。
当院は現在、岡山県西部の中核医療機関として高度急性期医療および高度先進医療(高額医療機器が必要な医療、高難易度の治療、希少疾患に対する専門的治療など)を担っています。救命救急センターでは、あらゆる重篤な救急患者さんを24時間体制で受け入れる体制を整えています。また、当院は全国的にも有数の臨床症例数があるため、全国各地の大学医学部を卒業した数多くの若い医師たちが教育・研修の場として集まってきてくれています。
2016年からは国際的な医療機能評価機関(JCI)の認証を取得しています。JCIは、患者安全が担保されているか、高品質な医療が提供されているか、院内に継続した改善活動が行われる仕組みを有しているかを世界基準で審査します。JCI受審を通じてレベルアップした患者安全を日常業務として定着させるとともに、医療の質の向上を継続的に推進しています。
今後は岡山県西部でも少子高齢化による人口減少が徐々に進んでいきます。厳しい医療財政環境下で当院が確保できる医療人材には限りがありますので、周辺の医療機関とお互いが得意とする医療機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期など)や診療分野を分担・協力しながら地域医療連携(エコシステム)を推進していくことが、当院の目指すべき姿であると考えています。そのためには、最近は国も医療分野のDX推進本部を立ち上げていますが、当院としても患者情報の共有化や病院連携のためのIT化を推進していきたいと思います。もちろん社会貢献として救急医療体制もさらに充実させていきます。
これからも患者の皆さまに信頼される病院としてあり続けたいと決意しておりますので、当院へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
このようなシステムは新しい試みでしたので、医師会の協力もいただき、胃がん内視鏡検診に携わる医療者向けの講習会を開催して2017年6月1日の検診から、ピロリ菌の感染状態を考慮した胃がん内視鏡検診が倉敷市でスタートしました。
略歴と専門医等の資格
1982年に京都大学医学部卒業。1983年に倉敷中央病院泌尿器科に赴任、1992年から京都大学医学部附属病院泌尿器科助手、1999年に京都大学大学院医学研究科器官外科学(泌尿器病態学)講師、2001年に倉敷中央病院泌尿器科に主任部長として赴任し、2018年からは副院長を兼務、2024年4月より院長。
1957年福井市生まれ(写真①)。ご両親のお話では、自宅の庭や公園で泥んこ遊びをするのが大好きだったそう(写真②)。小学校4年生のころに京都市へ(写真③)。校長先生が柔道の高段者で、小学校で柔道を教えていました。寺井院長は同級生の中では体が大きい方だったので、強かったそうです。
2024年 4月1日に倉敷中央病院で開かれた院長就任式の一コマ(写真④)。山形専前院長(現、総院長)から、14代目の院長としてバトンが渡されました。6月8日のオープンホスピタルでは、職員有志が寺井院長を紹介するブースを出展。次ページで紹介するピタゴラ装置は多くの子どもたちに大人気!現在は4 機ですが、新作も作成中です。子どもたちから写真撮影を求められる声も多く、気さくに応じました。
専門領域
●前立腺癌
●前立腺肥大症
●腹腔鏡手術
●神経因性膀胱
専門医等の資格
●日本泌尿器科学会専門医、指導医
●日本内視鏡外科学会泌尿器科領域技術認定
●日本泌尿器科学会/日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定
●da Vinci Certificate
(2024年7月31日公開)