当院の100周年を記念し、患者さんや地域の方々、職員へ癒しと感謝の気持ちを届ける「100周年のリレーコンサート」が2月2日から始まりました。
第1回は山形院長の開会宣言の後、当院放射線診断科主任部長・小山貴医師がピアノを演奏しました。
人員・陣容、検査機器、検査内容、件数、いずれも日本のトップクラスの当院放射線診断科の主任部長を務める小山 貴 医師が、どのようにしてピアノと出会い、その腕前を磨いてきたのか。お話しを伺いました。
ピアノとの出会い
――リレーコンサートでは素敵な演奏をありがとうございました。プロのような演奏で感動しました。ピアノはいつから始められたのでしょうか?
小山医師:5歳のころ、両親がピアノを購入したのをきっかけに習い始め、16歳まで続けました。大学生時代、ハンガリーを旅行したときに日本の約1/20ほどの非常に安価な楽譜と出会い、思わず大量購入。それがきっかけで演奏を再開しました。大学では音楽研究会に所属して友人たちと音楽を楽しんでいました。
医師という仕事とピアノの両立
――医師になってからもピアノは続けられていたのでしょうか?
小山医師:京都大学医学部附属病院に勤務していた時は、友人や音楽好きの知人が集まって、時折演奏会を行っていました。また、ご縁があって同志社女子大学音楽学部の馬場和世教授に師事し、ピアノの初歩から鍛えなおしていただきました。
――コンクールでの入賞経験もおありとお伺いしましたが…。
小山医師:大阪国際音楽コンクールや全日本芸術コンクール、ノーヴィ国際音楽コンクールなどで賞をいただくことができて、入賞記念の演奏会にも出演することもありました。ただ、倉敷中央病院に赴任当初は多忙でピアノを弾く時間がなかなかとれず、ピアノから遠ざかっていたおりました。
――やはり医師というお仕事は忙しいですよね。ピアノをまた始められるきっかけはあったのでしょうか?
小山医師:倉敷中央病院循環器内科の故光藤和明先生が大の音楽好きであり、ピアノの演奏を所望してくださったことがきっかけで再開しました。今は院内の職員を対象に1年に1、2回、演奏会を開催しています。一昨年の光藤先生の追悼演奏会で演奏したのが、今回100周年のリレーコンサートでも演奏したリストの編曲によるベートーヴェンの「運命」でした。最近は、私だけでなく、医学部同期の外科の増井医師や放射線治療科の花澤医師も一緒に連弾を披露したりと演奏の幅が広がり、充実した仕事のみならずこうした音楽活動をさせていただける点でこの病院に勤務していることを嬉しく思います。
2月2日の演奏の模様をYouTubeで公開しています
今後の100周年のリレーコンサート
今後のスケジュールなどの詳細は当院WEBサイトでお知らせいたします。
たくさんのご来場をお待ちしております。
期間:2023年2月2日~11月30日までの毎週木曜日(祝日は非開催)
時間:12時~13時
場所:倉敷中央病院1階「セントラル・パーラー」