2024年6月2日、小児看護専門看護師の森貞敦子さんが
「山内逸郎記念賞」を受賞しました。
この賞は、新生児医療の分野に注力した
故山内逸郎氏(元国立岡山病院名誉院長)の業績を記念し設立され、
岡山県下の小児医療・保健への貢献者を顕彰するものです。
日々のケアを大切に、子どもたちへのより良い看護を追求していく
今回の受賞にあたり、小児看護に目を向けていただいたことを嬉しく思っています。
小児看護専門看護師の認定を受けてから今年で16年目になります。多くの患者さん、ご家族との出会いが支えとなりここまで続けてこられました。また、当院でともに働く看護師や多職種の皆さま、地域の皆さまにも日々、お力添えをいただいています。
今は、病棟や外来を横断的に動き、療養環境や様々なケアの調整、慢性疾患や長期入院患者の復学(園)支援、養育支援や医療的ケア児の在宅支援、小児の術前外来などを行っています。近年は、小児期からの慢性疾患や障害を抱えたまま大人になる患者さんが増えており、成人期医療への移行支援にも携わっています。小児は、日常のなかに倫理的な課題が潜んでいることも多く、日々のケアも大切にしたいと思っています。
少子高齢化が進む中だからこそ、子どもの権利擁護や環境の調整が重要であると考えています。今後も小児看護専門看護師として子どもたちへのより良い看護に向けて尽力したいと思います。
小児看護専門看護師 森貞 敦子