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主任部長メッセージ

初心を忘れず、着実に成長して欲しい

消化器内科主任部長 / 水野 元夫

倉敷中央病院は、市中病院のなかでも規模が大きく、ハイボリュームセンターの名前通りの設備が充実しており、消化器を専門的に集中して診ることができる病院です。消化管・肝・胆膵の3つの分野で最先端の検査・治療を行っており、消化管グループは、胃・大腸・食道がんの内視鏡的治療、また難度の高い小腸の内視鏡をルーチーンで行っています。肝グループは、肝がんに対するRFAとTACEの2大治療法をメインに3名の専門医が活躍。市中病院としては人数が多く、様々な症例に対応しています。胆膵グループは、2名の専門医のもと最先端の治療に取り組んでおり、検査数も多く緊急対応できるスピードがあります。人的充実、最先端の検査・治療、症例の多さ、この3つが私たち消化器内科の特徴です。

多くの症例を経験し、スキルをみがきたい人

3年間で1,200以上、意欲があれば1,500〜1,800もの上部内視鏡検査が経験でき、多くの症例を診るチャンスがあります。身体を動かしながら治療して学んでいく外科的要素が強い科なので、体力に自信がある人、やる気・好奇心がある人、ねばり強い人を歓迎します。

チーム医療ができる人

消化器内科では、多くのメディカルスタッフと一緒に治療に当たります。また、ドクター同士のチーム医療も重要で、2つの意味でチームワークが必要になります。

若手研修医にとって消化器内科は忙しく、苦しみかもしれません。しかし、それを乗り越えれば必ず大きなものが身につきます。 No pain, No gain.シニアレジデントを終えて外に出た時、きっと良かったと思ってもらえるはずです。私自身、内視鏡を40年やってきましたが、いまだすべてを掴めているわけではありません。検査・治療は日々進歩しているので常に面白く、勉強できることがまたまだ残っていると感じています。発見しながら仕事ができる、そんな奥の深さが消化器専門医にはあります。