
アフェレーシスナース(以下、ApheNs)は、血液成分の分離や除去などを行うアフェレーシス治療の質と安全を担保する重要な職種です。当院には2人が在籍していますが、国内では学会認定ApheNsが280人と不足しており、普及活動が必要です。
当院血液治療センターの上田恭典病院顧問が日本輸血・細胞治療学会の協力を得て、3月下旬に「Apheresis Nurse Invitation Seminar」を立ち上げました。血液治療センターからの発信で、学会認定ApheNsの村田真由美看護師が、Webinar の準備やOperationなどをはじめ、アフェレーシスの実践についての講演も担当しました。
アフェレーシスナースについては、下記の日本輸血・細胞治療学会のページから詳細をご確認いただけます。
学会認定・アフェレーシスナースについて
セミナーは盛会で、北海道から沖縄県まで医療従事者186人が参加されました。村田看護師は「ApheNsの役割について、教材や情報交換の場は少なく、各施設で模索しているのが現状です。このたび、神戸大学病院の薬師神公和先生、岡山大学病院の髙木尚江看護師のご協力もあり、念願だった全国のApheNsに向けての企画が実現できました。想像以上の反響で、次の企画を期待する声が多く挙がっています。今後は、活動について学会のホームページなどでも情報提供できるように、所属する委員会を通じて発信していきたいです」と振り返られました。