98回目の創立記念日を迎えました

98回目の創立記念日を迎えました

6月2日は当院の創立記念日です。

当院の創設者 大原孫三郎は倉敷紡績の社長として、事業拡大と同時に福利厚生にも力を注ぎました。当時の倉敷紡績に勤務する約1万人の従業員の健康管理と診療を担っていたのは、各工場の診療所。健康上に遺憾なきを期するには不十分と考えた孫三郎は、1918年に病院建設を決意しました。

同じ頃、パンデミックを起こした「スペイン風邪」が岡山県でも流行しました。県内で亡くなられたとされる方は、7千人超。倉敷でも多くの患者さんが十分な医療を受けられず、次々と亡くなられる惨状を目にした孫三郎は、当院を広く一般市民にも開放し、社会への利益還元の一つとすることにしました。

スペイン風邪のパンデミックの際には患者の受入ができなかった創立前。現在、当院は新型コロナウイルスに感染した中等症・重症の患者さんの治療を行っています。さらに、心臓病や脳疾患、がん診療や救急医療など、県西部の高度急性期医療を止めないよう、職員一丸となって創立者の想いを紡いでいます。

当院は2023年に創立100周年を迎えます。私たちはこれからも地域の急性期基幹病院として、地域の皆さまや医療機関の方々に強く支持され、質の高い医療を提供する病院であり続けられるよう、歩みを進めてまいります。

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