FFRct解析検査について

FFRct 解析検査の概要

FFRct解析は、冠動脈CT画像で狭窄(血管が狭くなった状態)が見つかった場所の血流ついて調べる検査です。従来の冠動脈CTでは冠動脈の形態(“見た目”)を評価することで治療が必要かどうかを判断していました。しかしながら狭窄度がボーダーライン(いわゆる中等度狭窄)である場合や狭窄を認める部分が複数ある場合にその部分が実際に症状の原因となっているか判断できない場合がありました。このような場合に、これまでは追加で別の検査を行うか、カテーテル検査を行い血流の状態を調べる必要がありました。
当院で2019年2月より使用可能となったFFRct解析検査では心臓CTの画像データをもとにコンピューター解析を行うため追加の検査は必要ありません。そのためカテーテルでの侵襲的な検査を行うことなく実際に心臓の血流が低下しているかどうかを診断することができるようになりました。

FFRct の特徴

メリット

  • 外来での検査が可能です。
  • 既に撮影されたCTデータを用いるため、新たな被ばくや造影剤使用の心配はありません。

デメリット

  • 心臓CT画像がよくない場合、解析ができないことがあります。

左)左前下行枝に中等度狭窄を認めるが、有意な狭窄かどうか判断が難しい。
右)FFRctによる解析結果:血流が低下した部分が黄色-赤で示されている。心臓CTで狭窄を認めた部分より先に血流低下を認めており有意な狭窄であることが分かる。

検査方法

検査にあたっては、既に撮影された心臓CTの画像データを病院外の解析専門施設に送信し、その解析専門施設において解析を行います。解析結果は電子データにより病院に送信されます。そのため追加での造影剤の使用や被爆の心配なく追加の検査を受けることができます。画像データを含む個人情報を院外に送りますが、十分な安全対策を行った上で実施されます。
画像解析のために追加の検査はありませんが別途料金が必要となります。

検査実績