レーザー:ELCA(Excimer laser coronary angioplasty)について
高度先進医療のひとつで限られた施設のみで使用されおり、当院は2004年11月認可取得しました。カテーテルの先端からレーザーを照射して、冠動脈を狭窄あるいは閉塞させているものを焼き切ることができます。血管が完全に閉塞していて、他のカテーテルが病変部位を通らない場合に使用することがあります。
レーザーの種類:非熱的な物理的エネルギー(光子エネルギー)が分子結合に直接作用して分解することにより、動脈硬化組織を蒸散、除去することができます。局所的な熱発生がなく、血管周辺組織への損傷がないため、他の治療法による合併症である末梢塞栓の発生率が極めて低い、安全な治療法といわれています。




レーザーカテーテルによる血管形成術

1.病変部にガイドワイヤーを通過させ、そのガイドワイヤーの沿わせてレーザーカテーテルを挿入します。

2.レーザーカテーテル先端を病変部まで運び、レーザーを照射します。

3.病変部の狭窄部を除去します。
監修 :門田 一繁(医師)