心電図の検査について
心電図検査の種類
安静時心電図
最も簡単な検査のひとつですが、多くの循環器疾患の情報が詰まっています。狭心症・心筋梗塞・不整脈をはじめ、多くの病気の診断の手がかりになります。
運動負荷心電図
マスター心電図
狭心症等の検査に行います。2段の階段の上り下りを一定のリズムで行います。1分間上り下りをしてもらうシングルマスターと、2分間上り下りをしてもらうダブルマスターがあります。
トレッドミル心電図
狭心症や不整脈の検査に行います。ベルトの上を歩く検査で、機械によりベルトの動くスピードが徐々に速くなったり、上を歩くベルトの角度が坂道のように徐々にきつくなったりします。年齢毎に設けられた心拍数に到達したり、足の疲れを感じたり、胸の症状、息切れ等が出現するまで行います。
24時間心電図(ホルター心電図)
胸部に心電図電極をいくつか貼り付け、24時間の心電図を記録していきます。外来で取り付けた後、院外で普段どおりの生活を送っていただきます。翌日に取り外しに来ていただきます。不整脈のチェック、狭心症の精査として使用します。
ABI
閉塞性動脈硬化症の初期診断として、行っています。
加算平均心電図
心臓に危険な不整脈の元となるような傷がないかどうかを10分間程度心電図を重ね合わすことによって検出します。不整脈の基本的な検査です。