Vol.19 基幹病院としての使命を果たしたい
呼吸循環リハビリテーション室
理学療法士 沖 圭祐

Vol.19 基幹病院としての使命を果たしたい  呼吸循環リハビリテーション室  理学療法士 沖 圭祐

歩けない、立てない、一人で座れずペンも握れない。

重症の患者さんに起こる筋力や認知機能の低下、うつなどの症状をPICS(集中治療後症候群)といいます。PICSは重症の新型コロナ患者さんにも起こります。ADLの低下やPICSを防ぎ、早期の社会復帰を目指すリハビリ介入は基幹病院としての使命だと感じていました。

上司に相談し、私一人で介入開始したのが2020年10月。12月には呼吸器チームのメンバーが加わり6人体制に。重症病床が満床になった時は体力的にきつかったですが、息が苦しく筋力が低下した患者さんをできるだけ早期に社会復帰につなげたい一心でした。

退院が決まっても、周囲の目を気にして不安に思う患者さん。家に閉じこもってしまってはさらに体力が低下してしまいます。一人ひとりに「胸を張って、ぜひ周りの人にも元気になった姿を見てもらってくださいね」と伝えています。

感染、治療による筋力の低下などはリハビリで改善しますが、運動習慣のある人は特に回復が早い傾向です。感染リスクは誰にでもあります。ぜひ、多くの方に標準予防策に加えて運動にも取り組んでほしいです。

(取材:2021年10月11日)

 

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