Vol.7 悪戦苦闘を乗り越えて
看護部 伊藤 絵里 看護師

Vol.7 悪戦苦闘を乗り越えて  看護部 伊藤 絵里 看護師

看護部 伊藤 絵里 看護師

初めて新型コロナウイルスの患者さんを対応したのは2020年4月上旬、病棟は体制を整えるべく試行錯誤の連続で緊張感が満ちていました。院内でも特別な空間になってしまったようで、スタッフの間でも不安やストレスが渦巻いていたように思います。このままではいけないと病棟の看護師で話し合いをし、一人ひとりの心境を共有したこともありました。高齢者施設でクラスターが発生した際は、患者さんの情報は少なく、認知症のかたもおられました。コロナ禍で普段の看護ができないなか、いかにADLを下げず安全に療養していただくか、悪戦苦闘しながら対応したことを覚えています。

思い返しても大変な時期は多々ありましたが、支えてくれたのは周囲の心強い言葉でした。別の病棟からは「ほかのことは任せて!大変だけど頑張れ!!」と応援の声。呼吸器内科や救急科の先生は常に気にかけてくださり、困ったことがあるとご協力いただきました。

残念ながら今だ終息には至っていませんが、コロナ禍で培った知識や経験を生かし、現在も対応に追われている他部署と共に、スタッフにも患者さんにも寄り添い、関わっていきたいと思っています。

(取材:2021年6月10日)

 

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