(入院)心臓カテーテル検査について

心臓カテーテル検査(冠動脈造影)は主に右親指の付け根の動脈から行います。1泊2日の入院でのカテーテル検査を基本としております。検査時間はおよそ30分です。

お持ちいただくもの

  • 診察券、保険証、内服中のお薬(3日分くらい)
  • 箸・湯のみ・スプーン・曲がるストロー・寝巻などの日用品はアメニティーがご利用出来ます。
    ※貼り薬やインシュリン注射のある方はそれもご持参ください。
  • 飲み物500ml程度(水・お茶)心臓病センター地下一階に飲み物の自動販売機を設置しています。
  • 同意書、問診票、ご入院される方へお伺いしたいこと(事前にお渡ししている場合は、ご記入の上お持ち下さい。書類を紛失もしくはお渡ししていない患者さんについては、当日お渡しいたしますので、ご記入下さい。)
    ※検査当日の入浴はできません。

(入院)心臓カテーテル検査の流れ

受付(AM 9:00)

AM9:00までに心臓病センター地下1階【B-85】へお越しいただき(院内マップを見る)、受付にお声をおかけください。

STEP
1
検査の説明
カテーテル休養室または病棟

病衣に着替えていただいた後、看護師が少しお話をうかがいます。
また、医師からカテーテル検査の 説明を聞いていただきます。

その後、同意書の記入をお願いいたします。
(外来で済まされている方は不要です。) 入れ歯、指輪、腕時計などの貴重品ははずしていただきます。
※眼鏡、補聴器はつけたままで結構です。靴下の着用も結構です。
検査室の準備が出来次第、看護師がご案内いたします。

STEP
2
検査開始
カテーテル室
  • 検査台に仰向けに寝ていただきます。通常右親指付け根の動脈より検査を行いますが、左手や足の付け根等に変更になる可能性もあります。
  • 左手の静脈から点滴を行います。
  • 心電図をつけます。
  • 手首を消毒し、体の上に清潔なシーツをかけます。
  1. 局所麻酔をします。少し痛みがあります。
  2. 右手首から管を入れて心臓のポンプの血管をうつします。(冠動脈造影)

右手の動脈の管を抜き枕子テープで強く圧迫固定後、添え木を当てます。車椅子またはベッドで病室に戻ります。

カテーテルを挿入した部位によって止血方法が異なります 表1

親指付け根
手首

表1

親指付け根手首
圧迫時間3時間少しずつ圧迫をゆるめて翌朝に外します少しずつ圧迫をゆるめて8時間後に外します
安静解除
翌朝から手が使えます
STEP
3
検査終了
入院病棟

検査終了後は入院病棟へ移動します。

検査後は造影剤等検査中に使用した薬剤の影響が残っている可能性がありますので、1時間は横になって安静にしていただきます。

  • 食事は検査終了後いつでも出来ます。
  • 造影剤を尿として排泄するため水分をしっかりとりましょう(3時間以内に500mlくらいが目安です)。
  • 検査後の尿の回数を数えてください(通常は検査後トイレに歩けますが、1時間以内はご家族または看護師の付き添いが必要です)。
  • 点滴が3〜4時間あります。
    (患者さんによっては翌日まで続くことがあります)
  • 手の圧迫止血に要する時間は表1をご参照下さい。手を自由に使用できるのは翌朝からです。
  • テープで止めた部分の痛みがある場合は看護師にお申し出ください。
STEP
4
退院(翌AM 11:00)
病室
  • 退院は通常翌日11時くらいになります。
  • 検査結果の説明は翌朝9時から9棟地下説明室で行います。
  • 金曜日のみ検査当日の夕方に行います。
STEP
5

心臓カテーテル検査における注意点