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診療案内[get_image]
心臓病とその他循環器疾患

当院のカテーテル検査

心臓カテーテル検査の概要

 当院では、狭心症などの冠動脈疾患の画像診断には、患者さんにとって負担の低い検査(冠動脈CT検査、心臓MRI検査、心筋シンチグラフィ検査など)を優先して行いますが、下記の場合には心臓カテーテル検査を行います。

  • 狭心症や心筋梗塞の確定診断
  • 冠動脈インターベンション(ステント・風船治療)や冠動脈バイパス手術などの治療方針の決定
  • ステント・風船治療後の経過観察

当院での心臓カテーテル検査

  カテーテル(プラスチックの細い管)を体内に挿入する方法は下記の3つがありますが、現在当院では原則として、安全で患者さんの負担が一番軽いとされる手首(橈骨動脈)からカテーテルを挿入する方法をとっています。 また、通常使用するカテーテルは、直径約1.7mm(5フレンチ)サイズのものを使用しています。

1)手首(橈骨動脈)からのカテーテル検査(橈骨動脈アプローチ)
- 手首からカテーテルを挿入して行う検査 –

穿刺部位イラスト


当院では、現在、検査、治療ともに可能な限りこの方法で行っています。緊急のカテーテル治療の場合にも、手首からの治療を行うようにしています。

  • 出血合併症の頻度が非常にまれであること。
  • 神経障害の合併症も基本的に認めないこと。
  • 検査後に肘を曲げることができ、患者さんにとっての負担が少ないこと。

 検査後は、通常、5時間の圧迫をした後に圧迫を外し、止血がえられていることを確認します。検査翌日まで手首は曲げないようにお願いしています。


2)肘(上腕動脈)からのカテーテル検査(上腕動脈アプローチ)
- 肘(上腕動脈)からカテーテルを挿入して行う検査 

当院では、以下のような方は上腕から検査を行う場合があります。

  1. 透析患者の方
  2. 橈骨動脈からカテーテル挿入が難しい方

 検査後は、手首の場合と同様に圧迫後、止血がえられていることを確認します。検査翌日まで、肘は曲げないようにお願いしています。

3)足(大腿動脈)からのカテーテル検査(大腿動脈アプローチ)
- 足の付け根の血管からカテーテルを挿入して行う検査 -

 下肢からのカテーテル検査が必要な方は以下の場合です。

  1. 緊急を要する重症の方
  2. 両腕(肘、手首)からの検査が困難な場合(穿刺困難、透析等)
  3. 心臓バイパス手術後の患者さんで、足からの検査が必要な場合
  4. 心臓カテーテル検査が必要であるが、両腕からの検査が困難な場合

 検査後は、臥位のままで止血できるまで用手圧迫を行い、伸縮性のあるテープで圧迫止血を2時間行った上で、3時間安静が必要となります。

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