肺がんの検査

肺がんについて

2020年の部位別がん死亡数の死因を見ると、男性の1位は肺がんで、女性も1位の大腸がんに続き2位が肺がんになっています。

部位別がん死亡数の死因(2020年)女性


出典:「2020年人口動態統計(確定数)」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/dl/15_all.pdf)を加工して作成

部位別がん死亡数の死因(2020年)男性


出典:「2020年人口動態統計(確定数)」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/dl/15_all.pdf)を加工して作成

 

タバコを吸ってなくても肺がんになる可能性はある!?

喫煙者に多いのは扁平上皮がんですが、肺がんで一番多いのは肺腺がんです。
最近では、肺腺がんの原因が遺伝子であり、非喫煙者や女性でも発症することがわかっています。
喫煙していなくても、検査をしておくと安心です。

 

肺がんの検査

  • 一つの検査だけではなく、CT検査や喀痰検査、胸部X線検査を併用して行うとより効果的です。

肺CT(低線量胸部マルチスライスCT)

レントゲンでは見つけにくい、心臓や横隔膜に隠れた早期の肺がんを約3秒の息止めで検査できます!
従来の胸部X腺では、発見できなかった小さい早期の肺がんや、心臓や横隔膜に重なって発見困難であった肺がんが検出できるようになり、肺がんの検出率が向上します。

 

CT検査の放射線について

CT検査はコンピュータによるX線の断層撮影により、さまざまな臓器を詳しく撮影する検査ですが放射線が使われます。しかし肺ドックCTは1年間に自然から浴びる放射線と同等か、それ以下の被ばく量で検査することが可能です。 年間食物からは0.99mSv、空気中のラドン・トロンからは0.48mSv、大地からは0.33mSv受け、自然放射線による年間線量は(日本平均)で2.1mSvです。当プラザの場合、胸部エックス線検査(一回)は0.06mSv、CT検査は1.0~2.0mSvで検査でき肺がんの早期発見につながります。

「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料の作成」(環境省) (http://www.env.go.jp/chemi/rhm/basic_data.html)を加工して作成

 

料 金 9,350円(税込)

 

 

喀痰細胞診

痰を顕微鏡で見ることで、肺や気管支に病変がないかを調べます。
気管支にできる肺がんは、CT検査でも発見しにくいことがあります。喀痰細胞診検査はこの気管支にできた癌の発見にすぐれています。

料 金 2,200円(税込)

 

 

胸部X線検査

左右の肺の病変が分かるので、肺結核、肺炎・気管支炎などの肺の炎症、肺気腫・気胸・胸膜炎・肺線維症・心臓病・心肥大・胸部大動脈瘤などの病気の有無分かります。また、肺がんの発見にも繋がります。
※胸部X線検査は人間ドック(日帰り・宿泊)に含まれています。