大腸がんの検査

大腸がんについて

がん罹患数の順位(2019年)

2019年のがん罹患率は、大腸がんは男女共2位となっています。


出典:「全国がん登録 罹患数・率 報告(2019年)」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/dl/15_all.pdf)を加工して作成

部位別がん死亡数の死因(2020年)

2020年の部位別がん死亡数の死因を見ると、大腸がんでは女性は1位で、男性は肺、胃に次いで3位になっています。


出典:「2020年人口動態統計(確定数)」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei20/dl/15_all.pdf)を加工して作成

 

早期発見できれば完治も可能になるため、検査を受けておくと安心です。

大腸がんの検査

大腸がん検診をおススメする方

  • 40歳以上で一度も検査を受けたことがない
  • 以前便潜血陽性になったが、精密検査を受けていない人
  • 大腸がんの家族歴がある
  • 赤身肉・加工肉をよく食べる
  • 高カロリーのものをよく食べる
  • 喫煙習慣がある
  • 過量のアルコール摂取習慣がある
  • 肥満がある

※健診での検査をお勧めできない場合がございますので、詳細については各項目でご確認ください。

大腸CT

こんな方におススメしています

  • 検査を受けてみたいけど、大腸内視鏡検査に抵抗のある方

大腸内視鏡

こんな方におススメしています

  • 以前ポリープを指摘され、病院での経過観察が終わった人

大腸CTと大腸内視鏡

大腸CTと大腸内視鏡はどうちがうの?

項目 大腸CT 大腸内視鏡
検査
方法
  • 細いチューブを肛門から数㎝挿入し、大腸を炭酸ガスで膨らませ、拡張させた大腸をCT装置で撮影する
    ※注入したガス(炭酸ガス)は速やかに腸内に吸収されます
  • 下剤を服用し大腸内をきれいにしてから、内視鏡を肛門から挿入し撮影する
特徴
  • 仮想内視鏡画像による3D画像で見ることができる
  • 5mm以下のポリープ、扁平型は検出しづらい
  • 病変を直接見ることができる(拡大なども可能)
  • 5mm以下のポリープや、扁平型ポリープも検出しやすい
被曝 低線量ではあるが被曝を伴う 被爆をしない
下剤 服用する下剤の量が少ない 服用する下剤が多め
時間 比較的検査の拘束時間が少ない 検査の拘束時間が長い

大腸CTと大腸内視鏡での見え方の違い(同じポリープをみています)