管理栄養士3年目
当院へ応募したきっかけ、入職を決めた理由は?
地元の病院の管理栄養士を目指し、さらに管理栄養士として多くの経験を積みたいと思い、総合病院での就職を考えていました。岡山県や倉敷市内でもさまざまな病院がありますが、倉敷中央病院への入職を決めたきっかけは病院見学です。病院見学の際に厨房内や事務所内を見学させていただきましたが、そこで働いている管理栄養士の方々がとても優しく、職場の雰囲気が良いことがとてもよく伝わり、ここで働きたいと強く感じ応募を決めました。
入職後の教育体制は?
入職後は厨房業務がメインとなります。一人ひとりに先輩の栄養士が指導者としてついて、各業務内容を丁寧に教えてくださり、分からないことはその都度聞いて業務の習得を行います。また、入職して1年間は病院全体での新人研修も多くあります。他職種の方とかかわることも多く、社会人としての心得や院内のシステムを学ぶことができます。
1日の業務の流れは?
私は主に厨房内での栄養士業務を担当しています。日勤帯では昼食と夕食の配膳、早出勤務では朝食と昼食の配膳にかかわります。厨房内では、治療食と呼ばれる制限のある食種の調理や盛り付け、調理されたものが適切な味や硬さかどうかの確認を行います。すべての患者さんに正しく食事を配膳するために、調理されている量が合っているか食数の管理も行います。また、当院では食事配膳にベルトコンベアを使用しています。ベルトコンベアの最後で誤配膳がないか、正しくきれいに盛り付けられているか最終チェックを行うことも管理栄養士の重要な役目です。厨房業務のほかにも、管理栄養士で分担しながら献立作成やアレルギーの方の献立の作成を行います。
これまでの業務で印象に残っていることは?
1年目、先輩に教えていただく教育期間が終わり独り立ちをしてすぐの時期に失敗をしてしまい、患者さんへの食事の提供が遅れてしまうかもしれないということがありました。先輩は私が独り立ちした後もよく気にかけ、声をかけてくださっており、先輩が素早く気づいて一緒に対応してくださったおかげで、遅れることなく食事を提供することができました。その時の先輩の視野の広さと柔軟な対応力に感動し、自分も先輩のようになりたいと思いました。
仕事で心がけていること、大切にしていることは?
厨房内では「患者さんの手元に届くお食事は一つ」ということを常に意識しています。ベルトコンベアでのチェックではすべての食事を確認します。私たちにとってはたくさんある食事のうちの一つかもしれませんが、患者さんにとっては提供された食事が唯一の食事です。患者さんが気持ちよく召し上がれるよう、少しでも入院生活の癒しになるように、味付けを気にしたり美しく盛り付けたりと、その食事を召し上がる方のことを想像して業務に取り組んでいます。また、厨房内では管理栄養士のほかに多くの調理員さんとも連携をとりながら業務を行っています。調理間違いが無いように、気持ちよく業務を行えるように日ごろから調理員さんとしっかりとコミュニケーションを取ることも心がけています。
当院に入職して良かったと思うことは?
入職して良かったことは大きく3つあります。
1つ目は私が入職を考えたきっかけでもありますが、病院見学の際に感じた通りに職場内の雰囲気がとても良いことです。当院の栄養管理室には多くの管理栄養士が所属しており、年の近い管理栄養士も多いため、さまざまなことを質問しやすい環境だと思います。
2つ目は目標となり尊敬できる先輩が多いことです。
3つ目は同期に恵まれたことです。同期の管理栄養士3名と切磋琢磨しながら業務を行っています。プライベートでも食事に行ったり旅行をしたりしてリフレッシュしながら、また頑張ろうと仕事に励んでいます。
今後の目標
3年目、4年目になると厨房内で上の立場になってきます。正しく食事提供を行えるように、広い視野で厨房内全体を把握する必要があります。今はまだ全体を見て動くことが難しいですが、先輩はどのように動いているのか日々学びながら、先輩に近づけるようになりたいと思います。
応募を考えている方へ
当院の栄養管理室はとにかく雰囲気が良く働きやすい環境だと思います。また、私が倉敷中央病院に就職が決まった際には祖父母も喜んでくれるほど、当院は地元では有名で倉敷市や岡山県内でみても規模の大きな病院であるといえます。そのような病院で働いていることを誇りに感じています。特に他県出身の方は当院について知らないことも多いかもしれませんが、栄養管理室にも他県出身の管理栄養士が多く所属しています。応募を考えている方はぜひ一度見学をして雰囲気を感じてみてほしいと思います。