先進的な医療機器・技術の導入

急性期病院として信頼に応えるため、医療設備の充実に取り組んでいます。

daVinci

2014年3月に導入しました。傷が小さく痛みが軽度のため術後の回復が早い、出血量が少ない、より繊細で正確な手術を行うことができる等のメリットがあります。また従来の開腹手術よりもラーニングカーブが短く、技術習得が早いという利点があります。当院では泌尿器科で前立腺摘除術、腎部分切除術、膀胱全摘術、外科で胃切除術、直腸切除術、産婦人科で子宮全摘除術、子宮悪性腫瘍手術の症例を重ねています。

ロボット支援腹腔鏡下根治的前立腺全摘除術(RALP)
手術支援ロボット ダヴィンチ(da Vinci)による胃がん手術良性腫瘍に対する子宮全摘術および初期の子宮体がんに対する子宮全摘術+骨盤リンパ節郭清

daVinci 1

daVinci 2

ハイブリッド型手術室

2010年より稼働しています。手術室に天井吊り下げ方の3D-CT撮影可能な血管造影装置を統合させたもので、カテーテルを使う内科的治療と外科手術による治療法を一つの部屋で行うことができます。大動脈弁狭窄症の患者さんにカテーテルを使って生体弁を植え込む大動脈弁置換術(TAVI)や、僧帽弁の(MitraClip)はハイブリッド型手術室で行っています。

ハイブリッド型手術室

放射線被ばくを低減した血管造影X線診断装置

2012年8月にアジア初となる1号機の低被曝カテ装置(Allura Clarity FD10/10)が導入され、20154月には血管造影室全ての装置が低被曝カテ装置に入れ替わりました。

X線診断装置を使用する血管造影検査は、カテーテルを用いて造影剤で血管を描出し診断を行います。経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention: PCI)、末梢血管のInterventionは、この血管造影X線診断装置を使用して血管内治療を行います。また、ペースメーカーやカテーテルアブレションによる不整脈の治療もこの装置を使用して行います。

放射線被ばくを提言した血管造影X線診断装置

高精度放射線治療装置True Beam STx

2017年3月から、TrueBeam STx3台目の放射線治療装置として稼働しはじめました。定位放射線治療や強度変調放射線治療などの高精度治療を短時間に,かつ高精度で行うことが可能な次世代放射線治療システムです。中心部に2.5mm 幅のマルチリーフコリメーターを装備しており、小さい腫瘍に対してこれまで以上にフィットした照射野の形成が可能です。また、5種類のエネルギーの放射線を使い分けることができ、そのうち2種類はフラットニング フィルタ フリー (flattering filter freeFFF) です。高線量率X線エネルギーの出力の恩恵で高精度治療における治療時間の短縮が可能です。また高度な画像誘導機能であるNovalis システム(BRAINLAB)を備えており、X線透視画像を参照し自動的に寝台移動することによって照射野のずれ補正が可能になっています。

より精度の高い放射線治療を、スループットよくできるようになり、定位放射線治療や強度変調放射線治療をこれまで以上に行うことが可能になりました。

高精度放射線治療装置True Beam STx

四肢専用MRI

2014年よりGE社製の四肢専用MRIOptima MA430s 1.5T)が稼働しています。リクライニングベッドに乗って、直径18㎝のボアの中に上肢なら肘まで、下肢なら膝までが入ります。ボアが小さい分傾斜磁場強度を大きく取れ、またマグネットの中心に手足を置けるため磁場の均一性が高いなど、全身用1.5T MRI装置に比して勝るとも劣らない性能を有しています。

手足を差し込むだけですので、全身用MRIに特有の閉塞感はなく、音も小さいので閉所恐怖症の患者さんにも安心してMRI検査を受けていただけます。また小児の場合には保護者がすぐ横に付き添えますので、薬物による鎮静等の必要性は少なくなると期待されます。

心筋シンチ装置 D-SPECT

2015年より、半導体検出器を用いた最新の心筋シンチ装置(D-SPECT)を導入しています。従来の心筋シンチはガンマカメラを用いて、シンチレータと、光電子倍増画管を用いた、いわゆる間接検出方式でしたが、D-SPECTでは直接、ガンマ線を電気信号に変換する仕組みとなっており、その効率が飛躍的に向上しています。また、検出器も非常に小型化され、オープンチェア半座位式になっています。実際に半導体検出器を用いることで、分解能が格段に向上、コリメータも改良され、感度も向上しています。