産婦人科

保険適応について

婦人科領域では2018年4月より、良性腫瘍(子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症など)に対する子宮全摘術および初期の子宮体がんに対する子宮全摘術+骨盤リンパ節郭清でダヴィンチ(da Vinci)手術が保険適応となりました。いずれの手術も当院で施行可能です。
※2019年5月現在、子宮体がん手術は施設基準申請準備中で、厳密にいえば当院ではまだ保険適応にはなっていませんが、その間の手術費用は病院が負担しています。そのため、患者さんに保険診療以上の費用負担はありません。手術の技術に関しては、同様の腹腔鏡手術を多数行っていますので、特に問題なく施行可能です。

ダヴィンチ手術について

コンソールでロボットアームを操作する

ダヴィンチ手術は、腹腔鏡手術をロボットアームにとりつけた専用の機器で行うため、様々なメリットがあります。術者は、患者さんから離れたコンソール(操作用機器)で、座った状態で操作します。そのため、長時間でも疲れずに手術に集中できます。また拡大可能な3Dの視野内で操作するため、肉眼でみるより細かく正確に血管の走行や病変の把握が可能です。ロボットアームの先端は、術者の指に連動して繊細に動かすことができ、手ブレ防止機能や自由な関節の可動性から、直接触れるよりもより複雑でなめらかな操作が可能になります。デメリットとして、細かい操作を行うことや機器の準備・設定の時間を要するため、全体として手術時間が1.5倍程度に長くなることがあります。

手術方法の選択について

婦人科領域の手術では、腹式(開腹)・腹腔鏡・腟式手術の選択肢があり、それぞれに利点・欠点があります。当院ではいずれの手術も経験豊富な医師がおり、患者さんそれぞれの病態に応じて、良性腫瘍・悪性腫瘍ともに、ガイドラインに沿う最も安全で患者さんのご利益につながる治療法を選択するよう心がけています。