産婦人科

産科

当院での妊婦健診・出産について

早産予防外来

診療内容

当院では、正常経過の妊娠・分娩はもちろん、ハイリスク妊娠・分娩、すべての方を対象としています。あなたらしい、自然なお産を大切にしています。必要に応じて陣痛誘発や分娩促進も行っています。24時間産婦人科医師、助産師、NICU医師が連携して対応する体制を整え、安心・安全なお産を行っています。妊婦健診では医師の診察と助産師の個別相談の場を設けており、医師の許可がある場合は妊娠28週より助産師外来もご利用いただけます。正常経過でご希望のある方は院内助産も行えます。妊娠中は母親学級・両親学級など、妊娠・分娩・子育てに関するワークショップも行っています。妊婦さんのバースプランを最大限配慮したお産になるよう、医師・助産師ともに支援しています。和痛分娩も行っています。産後は母乳分泌や親子の絆形成促進のため、安全に配慮しながら母子早期接触および母子同室を行っています。退院後も2週間健診や電話訪問、産後ケア入院など、困った時にいつでも相談ができる体制を整えており、必要に応じて各科への紹介も行っています。

当院は総合周産期母子医療センターとして岡山県の指定を受けています。産科ではMFICU(母体胎児集中管理室)6床を有し、ハイリスク妊娠・分娩症例(胎児疾患、切迫早産・前期破水症例などの合併症妊娠)の母体搬送を常時受け入れています。搬送件数は年々増加傾向にあり、年間160件程度の搬送を受け入れています。近隣の分娩取り扱い施設の減少もあり、地域の妊婦さんを守る観点からも、妊婦さんの受け入れは重要なことと考えています。

隣接するNICU(新生児集中治療室)では、NICU21床、GCU30床を有し、在胎22週以降に生まれたお子さんから、体重が1000g未満のお子さん、合併症のあるお子さん等の治療やケアを行っています。胎児の疾患に関しては、胎児輸血、胎児胸腹水の除去、人工羊水注入等を積極的に行っており、小児科未熟児医療グループ、小児科循環器グループ、小児外科グループ、看護師や助産師、臨床心理士と分娩前からカンファレンスを治療・ケア方針を共有し、多職種でのサポートに努めています。

また、先天性心疾患をもつ妊婦さんへのサポートも多職種で行っています。
成人先天性心疾患外来のご案内