手術センター

手術を受けられる方へ

手術を受けられる方へ

A 手術を受けられる方へお伝えしたいこと

 

当院で実施している麻酔について
※クリックするとYouTubeの画面が開きます

B1 全身麻酔
B2 全身麻酔と硬膜外麻酔(併用)
B3 脊椎麻酔
B4 硬膜外麻酔


手術前の準備

手術室に入室される前に、使い捨ての下着以外は何もつけずに手術衣を着ていただくようになります。手術衣は病棟でお渡します。

  • 手術衣は着物型なので、そのまま着用してください。
  • 入室前には帽子(手術衣と一緒にお渡しします)もかぶってください。
  • 寒いときには、看護師に申し出ていただき、上着をご着用ください。
  • 金属類(指輪・ピアス・ヘアピン・眼鏡・時計など)やコンタクトレンズは着けないでください。お化粧(マニキュア)もなさらないでください。
  • 補聴器や眼鏡は歩行や会話に必要でしたら、事前にご相談ください。
  • 義歯(総入れ歯・部分入れ歯)は麻酔担当医の指示に従ってください。
    (基本的にははずしていただくようになります)
  • 内服薬、飲食、飲水制限時間は麻酔担当医の指示に従ってください。
  • 手術を行うときには、麻酔がかかって動けない状況になります。体の不自由な箇所(肩が上がりにくい・関節が伸びにくいなど)や痛みがある部位がある方は、手術前に教えていただけると、手術中に無理な体勢をとらないように工夫できますので、遠慮なく声をかけてください。

手術室へ(1棟2階、3棟2階にあります)

  • 当院は、歩行入室を取り入れています。患者さんの動ける状態によって、歩行、車椅子、ベッド搬入のいずれかにて入室していただいています。
  • 各手術室前で入室前に病棟看護師から手術室看護師に申し送りします。
  • 安全確認のため、患者さんにお名前・生年月日・手術部位を言っていただきます。カルテやネームバンドでも確認しますので、ご協力ください。
  • 申し送りが終了したら、各手術室に入ります。入室後、再度ネームバンドのIDを読み取ります。
  • 手術ベッドに横になっていただきます。
    (ストレッチャーから手術ベッドに移ります。)
  • 麻酔をかける準備として心電図のシールを貼り、血圧計などのモニターをつけ、点滴をとります。その後酸素マスクを口にあて、麻酔が始まります。麻酔がかかるとだんだん眠たくなってきます。
  • 酸素の通り道を確保するために、口からチューブを挿入します。その際、弱い歯やグラグラしている歯があるときには、歯が欠けたり抜けたりすることがありますので、手術前にあらかじめお申し出ください。

手術中~手術終了まで

  • 手術中は、執刀医、麻酔担当医、看護師がお互い協力し手術を行います。手術が安全に行えるよう、医療チーム全員、手術の終わるまで常に患者さんのそばにいます。
  • 手術中には患者さんが無理のないように体位を工夫させていただきます。
  • 手術が終了しますと、麻酔がさめてきます。声をかけますので、聞こえたらその指示に従ってください。(『手を握ってください』『目を開けてください』など麻酔からさめているかの確認のため声をかけます)目がさめたら、ゆっくり大きな呼吸をするように心がけてください。
  • 状態が落ち着き、麻酔からさめていることを確認したら、病衣に着替え、病棟に帰ります。

病棟に帰ったら

  • 手術や麻酔の種類によっては、麻酔から覚めた直後から痛みを感じることがあります。手術後の痛み止めの注射やお薬はあらかじめ準備されていますので、痛みを我慢しないで遠慮なく主治医や看護師にお伝えください。
  • 最近では、痛みが強くなった時に、患者さん自身で使用できる鎮痛法があります。硬膜外麻酔のカテーテル、または、点滴から痛みを和らげる薬が持続的に入っていて、それでも痛いと感じた時は、さらに自分自身でボタンを押すことで、痛みを軽くすることができます。この方法を自己制御型持続鎮痛法(PCA)といいます。ポンプの構造上、過剰に投与できないようになっておりますが、使用中に気分不快となることがありますので、その時はお知らせください。
  • 手術後、とくに全身麻酔後は痰がたまりやすくなり、肺炎や、肺がつぶれた状態になる無気肺といった肺の病気を招いてしまうこともあります。防止のために、深呼吸や咳をしっかり行うようにしてください。痛みのために深呼吸や咳を行いにくいときには、看護師や医師にお伝えください。痛みを和らげる工夫をして、深呼吸や咳を行いやすいように配慮します。

手術前は、体調を整えて風邪を引かないようにしましょう。
あなたの手術が無事に終了するように
手術室スタッフ一同で最善を尽くします。