地域医療支援病院
地域医療支援病院
当院は、地域医療機関との適切な役割分担と連携を促進し、かかりつけ医をはじめとした地域医療機関、救急医療を支援した実績が認められ、2008年6月5日付で岡山県知事より「地域医療支援病院」の承認をいただきました。岡山県下で6番目、県西部で初めての承認です。
地域医療支援病院は、病院や診療所が地域の中でそれぞれ役割分担をし、地域医療機関等が一つになって患者さんの治療を行うことを目的に、平成10年4月に施行された第3次医療法改正の中で制度化されたものです。
地域医療支援病院の承認を得るためには、
- 他の病院、診療所から紹介された患者に対し、医療提供するための体制が整備されていること。(当院での検査や治療が終られた患者さまで、引き続き治療の必要な方には、地域の医療機関に逆紹介をしています)
- 病院の建物、設備(ベッド等)、機器または器具を、他の医療機関の医療従事者が利用できるための体制が整備されていること。
- 救急医療の提供が行えること(当院では、24時間体制で行っています)。
- 地域の医療従事者の資質向上を図るための研修が行われていること。
などの条件が挙げられています。
当院はこれまで、地域の医療機関や患者の皆さまのご協力のもと、地域医療を行ってきましたが、これを機に、その役割を再確認し、地域の急性期基幹病院としての役目をはたしていきたいと考えます。
まず、地域の医療機関の皆さまに向けては、一層の連携強化に努め、研修会の充実などにより、皆さま方とともに医療の質の向上を図ることで、地域の皆さまによりよい医療を提供できるように努力してまいります。
また、患者の皆さまには、初期治療は地域のかかりつけの診療所・病院で行っていただき、より専門的な検査や入院治療、手術が必要な場合を当院が担当するという「地域完結型医療」をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。
(とは言いましても、脳や心臓の急変時など、またその他の疾患につきましても、生命に関わる不安を感じられる場合があります。そのような場合は、ご遠慮なく、直ちに当院外来または救命救急センターにお出でください)
患者の皆さまへ
- 当院を受診される場合は、お近くの病院・診療所からの『紹介状』をご持参ください。紹介状には、それまでの治療経過や使用している薬の内容などが書かれているため、紹介状の内容をもとに適切な治療を行うことができます。
- 地域の病院・診療所からの紹介患者さまが入院された場合、当院の担当医師と紹介医が、共同で診療にあたることができます。
- 急性期の治療が終わって病状が安定したら、お近くの病院・診療所をご紹介します。ご遠慮なくご希望をお申し出ください。
- 休日や夜間、急病など緊急の場合は、24時間体制の救命救急センターで診療いたします。