緩和ケアチーム
- Palliative Care Team [PCT]

全人的に苦痛を緩和し、QOLの維持向上を目指す

がんに限らず、重い疾患を持つ患者さんやご家族に対して、苦痛(身体的、精神的、社会的、スピリチュアル)を緩和し、QOL を維持向上する事を目的に主科と共に診療を行います。

チーム代表者から /

他の医療チームと密に連携しながら全人的な苦痛に対して支援

医師(緩和ケア科、精神科、麻酔科)、専門/認定看護師、専門/認定薬剤師だけでなくリハビリ療法士、公認心理士、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士、歯科衛生士など30余名のメンバーが、他の医療チーム(精神科リエゾンチーム、がん相談支援センター、地域医療連携室、栄養サポートチーム、がん看護外来など)と密に連携しながら全人的な苦痛に対して支援を行っており、コンサルテーションチームとして気軽に相談しやすいチームの雰囲気づくりを心掛けています。医療者用マニュアルや患者家族向けパンフレットの作成、一般市民向け緩和ケアニュースの発行、研修会や講演会による地域の医療機関との情報交換など、緩和ケアの充実に積極的に取り組んでいます。
【 緩和ケア科 佐野 薫(医師)】

ベッドサイドからの声

外出を強く望まれる患者さんにPCA*ポンプの活用を提案いただき、準備が進んだ

放射線治療後の口腔内粘膜炎に対する疼痛コントロール不良で、緩和ケアチームに介入を依頼しました。患者さんが外出を強く望まれていたため、PCA*ポンプの活用を提案してくれました。患者さんは看護師に遠慮することなく、自分のタイミングで安全に鎮痛剤を使用できるようになり、外出に向けて前向きに準備ができました。また病棟もPCAポンプについて不慣れでしたが、丁寧に教えてもらい、自信をもって使用することができるようになりました。
耳鼻咽喉科病棟 看護師 】
*PCA:自己調節鎮痛法 

活動実績