周術期管理チーム
- Perioperative Management Team [PMT]

患者さんへ効率的に安全・安心な周術期医療を提供

手術前の早い段階から様々なリスクについて評価し、意図的な介入を行うことにより、効率的に安全・安心な周術期医療を提供しています。また、計画的な手術運営、入院期間の短縮、周術期の患者情報一元化や代行紹介等により、関連職種の負担の軽減を目指します。 

\ チーム代表者から /

全身麻酔・脊髄くも膜下麻酔症例のほぼ全ての予定手術に対して術前評価を実施

周術期管理チームでは、予定手術の前に一定の評価を行い、手術のリスク回避を行っています。全身麻酔・脊髄くも膜下麻酔症例のほぼ全ての予定手術に対して、術前評価を年間約4,000件(2022年度)行っています。看護師の外来は、手術室看護師を中心に、術前外来のために一定のトレーニングを行った看護師が行っています。
全身状態の把握、服薬状況、栄養状態、口腔衛生等をチェックするため、歯科・薬剤師・事務・管理栄養士などの多職種が関与した上で、麻酔科医が最終評価しています。周術期管理チームの記録は、手術室で師長がすべてチェックし、手術室看護師全体で問題のある患者さんを把握するとともに、患者毎の術前ミーティングでの情報共有に活用しています。
【 麻酔科 入江 洋正(医師)】 

ベッドサイドからの声

予定手術の患者情報を項目ごとに系統立てて集約・評価してくれる

チームが予定手術の患者情報を項目ごとに系統立てて集約・評価してくれるので、より安全な手術準備・スムーズな受け入れにつながっています。また、外来で患者さんの介入点が明確になるので、手術に関わる誰もが「患者さんにあった医療が提供できる」と感じるようなりました。特に、移送方法・手術体位・患者ニーズなど細部まで意識できるので、介入漏れもなくなりました。この評価体制のおかげで、当日入院手術でも大きな問題なく導入ができたと思います。
さらに、術前外来全体の問題解決や外来担当の看護師・アシスタントの育成も担ってくれているので非常に助かっています。
【 手術センター 看護師 】

活動実績