認知症サポートチーム
- Dementia Support Team [DST]

認知症があっても診療科を問わず入院から退院後の生活まで繋げるサポート

認知症があってもできるだけ不安が少なく入院治療を受けることができるようサポートします。
診療科を問わず対応し、患者さん本人とご家族の退院後の生活につながるように連携しています。 

\ チーム代表者から /

理解力・記憶力に問題のある認知症者に対する医療をお手伝い

認知症は激増しています。90歳が珍しくない現在、90代前半で約6割、後半では約8割。父母祖父母等、身近に認知症者がいない方はむしろまれです。高齢者で医療対象となる方も激増し、90代で全麻手術を含んだ濃厚治療も珍しくありません。 認知症があることを理由に、他疾患の治療ができないことが許される時代ではなく、当院でも認知症を有する心筋梗塞・がん等、多彩な疾患の治療にたずさわることが増えてきました。
しかし、理解力・記憶力に問題のある認知症者に対する医療では、通常の方とはやや異なったスキルが求められる場面があります。そういった時にちょっとしたお手伝いをさせていただくのが私たちの使命です。
【 脳神経内科 進藤 克郎(医師)】

ベッドサイドからの声

多職種で見守る対応で無事退院に至った

70 代の年相応の認知機能の女性でしたが、入院 2日目からソワソワされ、入院 3日目には脱衣更衣やつじつまの合わない発言がありました。視線が合わず幻覚も生じ、病棟での対応に困り認知症サポートチームに相談した結果、薬剤調整や頭部疾患除外目的の画像検査の提案、他職種との調整、連休中の対応まで助言がもらえました。その後、同様の症状が続きましたが、精神科医師のラウンドによる薬剤調整により徐々に落ち着き、多職種で見守る対応で無事退院に至りました。
【 循環器内科病棟 看護師 】

活動実績