口腔ケアサポートチーム
- Oral Care support Team [OCT]

人工呼吸管理中の患者さんや誤嚥リスクのある患者さんに早期に専門的口腔ケア介入

人工呼吸管理中や誤嚥リスクのある患者さんに対し、肺炎発症予防のため早期の専門的口腔ケア介入を支援します。
また口腔機能の維持・回復を図り、早期の経口摂取開始に貢献します。

\ チーム代表者から /

入院患者の20%以上に専門的口腔ケアを提供

口腔ケアは、術後肺炎、誤嚥性肺炎、VAP(人工呼吸器関連肺炎)などの予防や在院日数を減少させ早期退院に貢献するといわれています。また術後合併症を低下させるという報告もあります。私たちは、リスクのある入院患者にできるだけ早期に歯科衛生士による口腔ケア介入ができるようなシステムを整備しています。さらに口腔ケア往診依頼用のテンプレートの活用で業務の負担軽減を図り、e-ラーニングや歯科衛生士による講義など、院内における口腔ケアの啓蒙活動にも積極的に取り組んできました。現在、入院患者の20%以上に専門的口腔ケアを提供しています。チームメンバーは、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、看護師、介護福祉士です。
【 歯科 水川 展吉(医師)】

ベッドサイドからの声

口腔内評価やケアに関することなどを気軽に相談できる存在

口腔ケアサポートチームは、口腔内評価やケアに関することなどを気軽に相談できる存在です。肺炎で入院中の口腔内汚染が著明な患者さんの事例では、依頼後早期に口腔ケアサポートチームの支援が得られました。継続的な口腔内評価や口腔ケア、看護師でも効果的なケアが行えるようアドバイスを受け継続的な介入を行えたことで口腔内環境の改善につながりました。そして安全な経口摂取を開始することができました。
【 呼吸器内科病棟 看護師 】

活動実績