薬剤適正使用推進チーム
- Medication Reconciliation Support Team

薬剤有害事象の出現や薬剤数増加による服薬アドヒアランス低下など、薬に関する不利益を回避

薬剤有害事象の出現や薬剤数増加による服薬アドヒアランス低下など、薬に関する不利益を回避することを念頭に、患者さんの使用薬剤をチームで総合的に評価し、適正化を行うことを目的としています。主に入院中の患者さんを対象としています。

\ チーム代表者から /

薬剤調整が必要な患者さんについてカンファレンス開催、結果を主治医にフィードバック

2023年6月に発足した新チームで、病棟スタッフ(医師、看護師、薬剤師など)から減薬や薬剤の不適切使用などについて相談のあった患者さんに対し、薬剤適正使用を行うための多職種カンファレンスを定期開催しています。患者さんの同意を得たうえで薬剤調整についてチームでカンファレンスを行い、結果は主治医にフィードバックします。その後は病棟スタッフと連携してその後の治療評価を継続して行います。また、病棟スタッフからの申し出に応じて入院中に薬剤調整があった患者さんの薬剤レビューも行っています。
【 薬剤本部 仁熊 宏樹(薬剤師)】

ベッドサイドからの声

患者さん・医療者ともども納得の行く処方につながり、コンプライアンスも改善

多くの疾患を抱える方の薬剤歴を網羅するには力不足な際に、病棟薬剤師を介して本チームに相談することがあります。多数の診療科、職種を交えて協議することで、患者さん・医療者ともども納得の行く処方につながり、結果としてコンプライアンスも改善しました。こうした取り組みは退院後にも良好な影響をもたらすと思われ、地域の基幹病院として大きな役割を担っていると感じています。今後も頼らせていただく場面が多いと思います。
【 整形外科 医師 】

活動実績