薬剤本部

薬務・薬品情報室

倉敷中央病院における医薬品情報の中心的役割を担っています。医薬品情報の収集、調査、整理、評価ならびに提供、院内採用医薬品の副作用情報などの収集・調査を行っています。また、医薬品の採用の可否を決定する薬事委員会の事務局となっています。

薬務

医薬品の採用の可否を決定する薬事委員会の事務局となっています。薬事委員会では薬の有効性・安全性の評価を基にして、新規薬剤の採用や削除品目、後発医薬品の選定などについて検討を行い、有用な薬剤が供給できるよう努めています。また緊急に使用開始したい薬剤の発注、受入、保管、管理も行っています。

薬剤の採用・削除

項目 2020年 2021年 2022年
新規採用品目数 140 188 124
削除品目数 73 137 126
院内採用品目数 2,537 2,588 2,586
後発医薬品採用品目数 492 512 530
後発医薬品使用率* 77.6% 78.7% 76.2%

*10月~12月の平均後発医薬品使用率を示す。
後発医薬品使用率={採用後発医薬品の数量/(後発品のある採用先発医薬品の数量+採用後発医薬品の数量)}×100

医薬品に関する情報の収集・評価

薬品に関する情報(添付文書の改訂、安全性情報など)を日々収集、調査、整理し、膨大な量の情報の中から重要性・必要性等を評価し、情報が的確に伝わるよう適宜加工して提供を行っています。

本院における医薬品情報の提供活動は常に公正に、常に良い時期に、常にもっとも適正な医薬品情報を提供・収集・伝達することを目的としています。そのため、情報通信技術(ICT)を積極的に利用し、セキュリティーレベルを高めつつ、時間をうまく使い効率を高め、より質の高い情報提供をお願いしています。

院内採用医薬品の副作用情報などの収集・調査

病棟薬剤室や調剤室などと協力して、院内採用医薬品の副作用情報などを収集・調査し、有害事象のモニタリングや、リスク最小化活動を行っています。

集積した院内の副作用報告については倉敷中央病院医薬品副作用データベース(KCH Adverse Drug Event Report database;KADER)を構築し、有害事象の発見や重篤化回避、被疑薬特定等につなげています。

情報の提供

薬剤師や医師・看護師に、副作用の情報、適正使用に関する情報などを提供しています。採用薬情報、副作用情報、安全性情報などについて、院内に定期的に発信しています。

医薬品に関する問い合わせ対応

医師や看護師などの医療スタッフからの医薬品に関する問い合わせに対応しています。