臨床工学技士3年目
倉敷中央病院への入職を決めた理由は?
病院見学の際に、集中治療室の数の多さに感動しました。当院は総合周産期母子医療センターに指定されNICUで活躍する技師もおり、最先端の医療機器を扱いながら一人前の技師になりたいと思いました。また、見学の際に技師の先輩方と話し、雰囲気の良さやモチベーションの高さを感じ、一緒に働きたいと思いました。
入職後の教育体制は?
プリセプター制度を採っていて、基本的にはマンツーマンで教育担当の先輩が業務を教えてくださいます。まずは先輩が見守りながら点検をし、テストに合格してから単独実施に移りますので安心です。定期的に振り返り会があり進捗状況も確認してもらいながら業務習得をします。プリセプターの先輩は、実務面だけでなくメンタル面のフォローを親身になってしてくださり、心の支えになってくれる存在です。
1日の業務の流れは?
人工呼吸器や透析機器等、毎日実施する点検等のルーティン業務が決まっているので、その対応をしながら、別件でトラブル対応が入れば対応していきます。特に冬は循環器系の機器対応が多く必要になるので、とても忙しいです。しかし、他部署の技師が業務応援に来てくれたりもするので、1人に負荷がかかるようなことはありません。
仕事の遣り甲斐や嬉しかったことは?
人工透析センターに応援に行った際に、新人の頃から担当していた患者さんに「成長したね」「ありがとう」等言われたときは大変嬉しかったです。患者さんの声が聞けると遣り甲斐を感じます。
仕事で大変なこと、これまで苦労したことは?
入職2年目にコロナが流行り、対応に奔走しました。機器不足や、呼吸器を使用している患者さんの移動サポート、コロナ疑いの患者さんの対応もあり感染対策に気を遣いました。普段と違う緊急時の対応も必要になり大変でした。コロナの最前線に携わって仕事ができたのは、今となっては大変いい経験になったと思っています。有事の際の団結力も心強かったです。
仕事で心がけていること、大切にしていることは?
多職種と積極的にコミュニケーションをとる事です。現在担当の集中治療室だけでなく、一般病棟、救急、オペ室等に行くこともあり、関わる人も大変多いです。コミュニケーションエラーを無くし医療安全を守るために、とても重要だと感じています。
当院に入職して良かったと感じることは?
臨床工学部の人数が県内で最多の病院のため、色んな方と関わることができ、刺激を受けたり知識を得たりすることができます。スキルアップしたい方が前向きに頑張れる環境です。
入職後、入職前のイメージと変わったことは?
急性期で固いイメージがあったのですが、院友会(共済会のようなもの)によるイベントがあったり、オフを楽しむ雰囲気がありました。皆さん仕事だけじゃなく、オンオフをしっかり切り替えて楽しんでいる印象です。
職場の雰囲気は?
困っているとすぐに手を差し伸べてくれる職場です。コロナの前には先輩とご飯に行ったりもありましたし、後輩も慕ってついてきてくれます。何でも共有できる同期もいて、とても恵まれた環境だなと感じています。
今後の目標は?
呼吸療法認定士の資格を取得する事です。また、ECMO導入にも携わることが増えてきたため、装置や循環器系の知識に精通した技師になりたいと思っています。
応募を考えている方へひとこと
臨床工学技士として目指していく道を迷っている人にこそお勧めです。総合病院なのでさまざまな業務があり、4部署全てを3年かけてローテーションするカリキュラムになっているので、自身のやりたいことを見つけていけると思います。また、部署人数も多く多職種ともかかわり刺激を受けられるので、コミュニケ―ションをとるのが好きな方にお勧めです。
勤務形態は?
基本日勤で、多い時で月6回の夜勤が入ります。土日を含んだシフト制ですが、希望休等あれば聞いていただけます。