初期臨床研修医2年目
倉敷中央病院への入職を決めた理由は?
症例数、指導医の先生の人数、同期の人数が多く、いろんな経験ができると考えました。
将来、目標としている家庭医になるために、初期研修の間は設備が整い、大きな病院で学びたかったため、入職を決めました。また、多くの人とのつながりを持てるのも魅力だと考えました。
入職後の教育体制は?
各科を2か月ごとにローテーションしているのですが、どの科も一貫して、各々の進路に合わせて教えてくださるという先生方の姿勢があり、優しくて教育熱心な方が多く、毎日充実した日々を送っています。医師だけでなく看護師やソーシャルワーカーなど、他職種の方からも学びは多いです。
週に1回、2年目の初期研修の方の勉強会があり、当直や救急について等、さまざまなことを教えてもらっています。年齢が近い方が教えてくださるのはとても勉強になることが多いです。
1日の業務の流れは?
科によりますが、基本的には朝出勤し、回診→カルテに記載し、上級医の先生に検査や治療方針に関して相談→処置や新規入院患者さんが当たれば入院時の対応をする→回診という流れです。救急で入院が必要な患者さんが入ったときは、緊急で呼ばれることも多いです。
仕事の遣り甲斐や嬉しかったことは?
患者さんからありがとうと言われる瞬間です。
先日、看護師から「先生がすごく丁寧に対応してくれてとても安心できました」という患者さんの声を伝えられたときは、とても嬉しかったです。また自分が選択した治療で、患者さんの状態が良くなったときには、医学的観点でスキルアップを感じて嬉しく思います。患者さんはもちろん、他のスタッフからもありがとうと言われたとき、チームの役に立てた、自分の役割を果たせたと感じたときにやりがいを感じます。
仕事で大変なこと、これまで苦労したことは?
患者さんに対して何もできず、自分の知識不足や経験不足を痛感した時。
仕事で心がけていること、大切にしていることは?
患者さんにとって何が一番大事かを軸に行動の指針を決めるようにしています。入職当初、どれだけ忙しくても、どれだけ大変でも患者さんのためには絶対に手を抜かない指導医の先生の姿を見て、衝撃を受けました。今でも大変なときは、その時の先生の姿を思い出し、患者さんのために全力を尽くすということを心がけています。
また、わからないことやできないことを恥ずかしがらずに、同期や指導医の先生、看護師に質問するようにしています。実際の医療現場では教科書どおりではなく、正解が一つではありません。患者さんの不利益にならないよう、周囲の方に質問するようにしています。
当院に入職して良かったと感じることは?
上級医の先生、先輩、同期はもちろんのこと、いろんなスタッフが優しく、さまざまなことを教えてくださることです。また、同期とは休日にみんなで遊びに行ったりして仲が良いですし、それぞれが目標をきちんと持っていて、いい刺激になっています。先輩・同期の数が多く、楽しいことも苦しいこともみんなで共有できるのも魅力です。
入職後、入職前のイメージと変わったことは?
・同期がとにかく優しく、にぎやかでプライベートも充実していること
全国から優秀な人が集まると聞いていたので、身構えていたのですが、同期はとにかく優しく仲間意識が強く、お互いに助け合い支えあっている環境です。プライベートでも仲が良くオンオフ共に充実しています。
・「一生勉強」の意味を痛感した
教科書にある治療、今まで使えていた治療がもう使えない、ということもあり、どんなにキャリアを積まれた先生でも勉強されている姿を見ると、知識のアップデートが必要で、一生勉強ということを実感しています。
職場の雰囲気は?
スタッフが皆さん優しく、何も知らない自分でも、簡単な質問もしやすく、しっかり向き合って教えてもらえる雰囲気です。病院は職員を大切にしてくださる印象で、院内は病院らしくない雰囲気です。
今後の目標は?
「先生がこの町にいるから安心して仕事や生活に集中できる」と思ってもらえるような、地域の方に必要とされ身近に感じてもらえる医師、そしてスタッフからも一緒に働いていて楽しいと思ってもらえる医師になりたいです。
応募を考えている方へひとこと
倉中は自分が望んだ分以上のことが返ってくる病院です。自分の目標を持っている方はもちろん、まだ将来の希望科が決まっていない方でも、どんな方にとっても思っていた以上に充実した研修ができる病院だと思います。