薬剤師3年目

倉敷中央病院への入職を決めた理由は?

病院の規模感、施設がきれい、最新の設備を取り入れている、症例数など魅力ポイントは多数ありましたが、最終的な決め手は働いている人たちの雰囲気や人柄です。
病院見学会に参加した際に、いきいきと働かれている職員の姿や歳の近い先輩後輩薬剤師が楽しく話されている姿を見て、ここでなら自分も輝けそう!と直感で思ったからです。自分がどのような道に進むか決まっていなかったので、病院以外も別の業界も受けましたが、最終的にどんな人と働くか、どのような環境で働くかという点を重視しました。

入職後の教育体制は?

1年目の1年間はローテーション研修と言って、主に病棟、内服調剤、注射調剤の3つをまわります。この間に、院内製剤を作っている製剤室、TDMを行う試験室、医薬品情報を扱うDI室など薬剤部の全部署を一通り経験します。この研修と並行して、師匠制度と言って新人1人につき1人の師匠(メンター)がついて教えてくれます。3~5年目の薬剤師が師匠として教えてくれるので、分からないことがあったときはいつでもすぐに質問しやすい環境があります。1年間で病院薬剤師としての基礎のスキルを習得できるカリキュラムになっています。2年目以降は、若手薬剤師を対象とした、ベテラン薬剤師による実臨床の症例に基づいた勉強会や症例報告会が毎月あります。働きながら勉強でき、臨床経験を積んでいけるカリキュラムになっています。

1日の業務の流れは?

2年目からそれぞれの部署へ本配属という形になり、私は現在調剤室で働いています。1日を通して、1~2時間刻みで異なる業務を行うようシフトが組まれており、幅広い経験ができ、集中力を保ちながら仕事をすることができます。

8:45 朝礼
9:00 内服調剤(処方監査、散薬、水薬、軟膏の調剤、最終監査、窓口での薬剤交付、外来患者の薬剤指導)
12:00 昼休憩
12:45 注射薬調剤(一般薬やTPNの混注、抗がん剤の調製、処方監査、注射薬のセット払い出し、麻薬払い出し、外来化学療法センターでの患者指導)
17:30 採用活動関連など(個人業務)/td>
18:00 退勤

仕事のやりがいや嬉しかったことは?

やっぱり、患者さんや一緒に働いている医療者から「ありがとう」を言われるときです。
患者さんは言いづらいこともあると思いますが、心の奥にある思いを汲み取って、安心していただくとともに、些細な情報から最善の治療につなげることができる薬剤師になりたいなと思ってます。
また、薬剤師の仕事からは少し離れるのですが、入職した際に採用担当者になりたいと手を挙げて、今、チャレンジしています。病院見学会や説明会で、病院を視野に入れていなかった学生さんにも興味を持ってもらえたりと手ごたえを感じる瞬間はやりがいを感じます。病院外の人と会う機会も多く、たくさんの刺激も受けながら奮闘する日々です。

仕事で大変なこと、これまで苦労したことは?

1000床以上の大規模病院になると、若手からベテランまで、だれがやっても同等の成果をあげられるようにマニュアルが細かく定められています。散薬を秤るだけでも多くの規定があります。入職したての頃は、覚えるのに必死で大変と感じることはありました。一方で、若手の意見もしっかり汲み取ってくれる風土があるので、1年目から若手目線で業務の中で無駄なことや改善すべきポイントをどんどんボトムアップで提案し、薬剤部内でのマニュアルのアップデートを常に行っています。

仕事で心がけていること、大切にしていることは?

二つあります。一つは、きっちり正確に業務をこなすことです。もう一つは常に患者さんを想像して調剤をすることです。調剤室で処方箋を見ながら調剤していると、患者さんの顔が見えず機械的になってしまいがちですが、患者さん一人ひとりを大切に丁寧に調剤するようにしています。

当院に入職して良かったと感じることは?

教育体制がしっかりしていること、さまざまな考え方を持った多様な方と働けることです。あとは何より、同期が多いことです。私は同期が13人いて、病院薬剤師にしては多いほうだと思います。歳の近い先輩ももちろん頼りになりますが、やっぱり励ましあったり支えあえる同期の存在は大きいですし、頑張っている同期の姿を見ると刺激になるし、モチベーションにもつながります。
また治療が必要な際、院内ですぐに診察をしてもらえて、診療費補助があったり、バランスのよいおいしい食事がとれる職員食堂など福利厚生の充実はとてもありがたいです。

入職後、入職前のイメージと変わったことは?

見学会などでしっかりと職場を見て入職したので大きくイメージが変わることはありませんでした。あえてあげるとすれば、きれいな病院だと思っていましたが、実際に院内はどこにいってもすみずみまで清潔できれいな環境です。手入れが行き届いた温室の植物や各所にある絵画にも癒されます。

職場の雰囲気は?

若手も多く、非常に活気があります。チームワークがよく、困っている人がいたら助け合ったり、風通しのよい職場だと思います。有給もとりやすくワークライフバランスが取りやすいです。

今後の目標は?

病院薬剤師としてどんなキャリアを歩んでいくか、正直迷っている最中ですが、いずれは、「病院薬剤師という魅力ある仕事そのものをブランディングして価値を高めていく」ことを目標に、幅広い知識や教養を身につけて着実に成長していきたいと考えています。

応募を考えている方へひとこと

「やりがい」よりもまず「やりたい」ことが見つかるフィールドがここにあります。未来の姿をイメージしながら、自分にしかできない新しいこと、貢献できることを探していくことができます。若いうちからいろいろな経験が積めて個性を大事にしてくれる倉敷中央病院で一緒に働きましょう!

 

倉敷中央病院 薬剤師募集ガイド