管理栄養士4年目

倉敷中央病院への入職を決めた理由は?

当院は、急性期病院としてさまざまな分野において管理栄養士としての活躍の幅が広く、自身の成長につながるのではと考えたからです。病院の規模も大きいため、他の場所では経験できないようなこともあるのではと思い入職を決めました。病院らしくない病院というコンセプトも魅力を感じました。

入職後の教育体制は?

入職してすぐは厨房業務がメインで、一人ひとりに指導者がつき、各業務内容について時間をとって丁寧に説明をしてくださいます。年齢の近い先輩方も多いため、何でも聞きやすい環境だと思います。また、入職して1年間は病院全体での新人研修も多くあります。他職種の方と関わることも多く、社会人としての心得や病院内のシステムなどを学ぶことができます。

1日の業務の流れは?

私は主に厨房内での栄養士業務をしており、日勤帯の勤務では昼食と夕食の食事の配膳に関わります。厨房内での主な業務内容としては、アレルギーのある方への食事にアレルゲンの入った食材や調味料が使用されていないかの確認、嚥下機能や治療の関係で制限のある食種の調理や盛り付け、調理されたものが適切な味や硬さかどうか味見を行って確認などをしています。また、この病院では食事の配膳にベルトコンベアを使用しています。ベルトコンベアの最後尾に立ち、誤配膳が無いように最終チェックを行うのは管理栄養士の重要な役目です。
また、早出勤務の日は朝5時半ごろに出勤をし、朝食の配膳のチェックも行っています。

仕事の遣り甲斐や嬉しかったことは?

月に1回、病棟を回る機会があり、患者さんとお話する際「ありがとう」と感謝されたり「おいしい」と言っていただいた時は本当に嬉しい気持ちになり、やりがいにもつながります。

仕事で大変なこと、これまで苦労したことは?

入職してからすぐの頃は新しく覚えることが多く、毎日必死でした。慣れない作業も多かったため体力的にも辛かったです。

仕事で心がけていること、大切にしていることは?

厨房内では「患者さんの手元に届くお食事は一つ」ということを忘れないようにしています。入院生活を送る中で食事の時間を楽しみにされている患者さんはたくさんおられます。私たちにとってはたくさんある食事のうちの一つかもしれませんが、患者さんにとっては提供されたそのお膳の食事しか食べることができません。少しでも見た目がよくなるように盛り付けたり、味付けを気にしたりなど、食べる人のことを想像して業務に取り組んでいます。

当院に入職して良かったと感じることは?

たくさんの人と出会えたことです。当院は規模が大きいため調理員や栄養士が多くいます。初めは人が多いことが逆に不安でしたが、今ではたくさんの人と関われるのがすごく楽しいです。同期とはプライベートでも仲が良く、お互いに励まし助け合える大切な存在です。また、病院施設がきれいで働きやすいのも魅力です。

入職後、入職前のイメージと変わったことは?

厨房内では体力勝負なところです。事務作業が多いイメージでしたが、当院では食数も食種も多いため、厨房が広く、毎日厨房内を歩き回っています。新人の頃に厨房業務を経験するのは、管理栄養士の基本で重要なお仕事だと感じています。

職場の雰囲気は?

部署内では年齢の近い先輩や後輩が比較的多いため、賑やかなところが当部署の魅力だと思います。先輩方も相談しやすく、何でも相談に乗ってくださいます。時には大変なことや悩むこともありますが、同期や先輩といつも助け合いながら業務を行っています。

今後の目標は?

患者さん一人ひとりに寄り添える管理栄養士になることです。ただ医療行為を行うだけでなく、患者さんの気持ちを第一に考え、身近な存在と思ってもらえるようになるのが目標です。

応募を考えている方へひとこと

私は県外出身ということもあり、たくさんの不安と緊張のなか、当院に入職しました。しかし、入職して互いに励ましあえる存在の同期や、いつもフォローしてくださる先輩方と出会うことができ、充実した日々を送ることができています。まだまだ知識不足だと感じる場面も多くありますが、周りの方に助けてもらいながら、患者さんに寄り添える管理栄養士になれるように日々努力しています。当院は管理栄養士としてたくさん成長できる職場です。迷っている方はぜひ応募を検討してみてください!