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国際学会発表

22nd Annual Meeting of the Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery(ASCVTS) 参加報告

開催地:Istanbul 会期:2014年4月3日-6日

和田賢二医師

心臓血管外科シニアレジデント 和田 賢二

 2014年4月3-6日に22nd Annual Meeting of the Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery (ASCVTS)に参加させていただきました。開催地はトルコのイスタンブールということで、アジア心臓外科学会でありますが、ヨーロッパからもたくさんの心臓外科医が来ており非常に活発な討論が展開されていました。イスタンブールには日本からも同世代の目標高き若い心臓外科医達も来られており、自分のmotivationを挙げてくる戦友が出来た気持ちになりました。

倉敷中央病院シニアレジデントのメンバーは学会活動においても積極的で、国際学会にも果敢に挑戦しています。心臓外科医の道を選んでまだまもない若造が国際学会の舞台で自分の考えを主張できるほど、当科の学会活動の教育面ならびに臨床実績が恵まれた環境であることは議論余地がありません。

イスタンブールには指導医の先生方が他の学会活動のために、一人で行かなくてはならなくなり初めは不安でいっぱいでした。英語での口頭でのプレゼンテーションは初めてでしたし、なによりも自分の英語力の低さには人一倍自信を持っていました。発表に関しては冠動脈バイパス術と新しい世代の経皮的冠動脈形成術について比較検討した結果を発表しました。海外留学が豊富な指導医の先生方に手厚く指導してくださり、発表は無事に終えることができました。英語の自分からの一方的な発表は簡単ですが、相手の意見を聞いてなおかつ自分の意見をその場で英語に変換して主張する能力は自分にはなく、発表以外での海外の先生と話すディスカッションの機会があっても言いたいことが言えず、自分の英語力の低さに改めて落胆しました。世界は広く、ヨーロッパを中心に心臓外科の世界でも発展は目まぐるしく、日本心臓外科医達も新しい世界へと挑戦していく心意気が必要です。当科でも大動脈基部再建術、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)など最新の医療にも積極的に行っており臨床面でも学術面でもinnovationする精神は全員で共有しています。

イスタンブールについては東洋と西洋の中間地であり、両方の文化が入り混じった非常に魅力的な街でありました。歴史的にもローマ帝国時代からオスマン帝国にいたるまで多彩で、美しい宮殿やモスクや広大な自然に囲まれています。また世界3大料理の一つのトルコ料理も十分に旅を楽しましてくれました。

このような貴重な機会を与えてくださった小宮主任部長や心臓外科チームスタッフの方々には本当に感謝しております。これを機に自分自身はこれからもさらなる高みを目指して日々努力していきたいと考えています。

Annual Meeting of the Asian Society for Cardiovascular and Thoracic SurgeryASCVTS

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主任部長から患者のみなさまへ

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