当院での心臓血管外科リハビリテーションは、医師をはじめ集中治療室や一般病棟の看護師・理学療法士など多種職での連携を十分に行ないながら、退院後の社会生活が円滑に始められるように早期離床、運動療法、患者教育(再発や再入院の予防)などを行なっています。具体的には、手術後の円滑な早期離床や不安の軽減が図れるように、手術前より理学療法士が患者さんに手術後のリハビリテーションの流れ・痰を出しやすくする呼吸方法・痛みの少ない起き上がり方法などを指導しています。手術後は、集中治療室から早期離床を行なうことで、手術後1〜3日目には歩行練習が可能となります。また高齢の患者さんや合併症を持った患者さんに対しても、個々の患者さんに応じた治療を行なうことで、安全で質の高いリハビリテーションを提供しています。
リハビリテーションセンター 理学療法士 川田 稔
CEサービス室(臨床工学技士)は、心臓病センターで行われる治療に医療スタッフの一員として業務を行っています。
患者さんに使って頂く医療機器/生命維持管理装置のスペシャリストとして不具合が起こらないよう保守管理を行うと共に臨床業務(点検、操作、トラブル対応)についても日中は、集中治療室に常駐し、夜間及び祝祭日も日直/宿直体制をとることで、24時間幅広く対応しています。
臨床工学技士 齋藤 真澄