倉敷中央病院心臓血管外科で学ぶ意義

当院には「臨床力・判断力・技術力を磨くための環境」が整っています。当科では、年間500例を超える手術経験、充実した指導体制、学術支援のサポートなど、主体的に成長できる研修環境を整えています。ここで過ごす時間は、単に手術数をこなすだけの研修ではありません。「なぜ」「どうして」を深く考え、手術戦略を組み立て、指導医とともに手を動かす経験が、あなたの武器になります。

当科の研修の4つの特長

【1】年間500例以上の手術

心臓大血管手術(約300件)、ステントグラフト(約100件)、TAVI(100-150件)、腹部・末梢血管手術(約100件)など、少人数の研修体制により1人あたりの執刀機会が多く、段階的に技術習得を進められる環境です。

心臓血管外科 診療実績(2016年~2025年)

【2】全領域をカバーする研修

冠動脈バイパス、弁膜症、大動脈瘤、ステントグラフト、TAVI、末梢血管など、心臓血管外科のさまざまな領域を経験します。

心臓血管外科 診療内容

【3】見るだけでは終わらない。一緒に手を動かす教育

主任部長の小宮達彦をはじめ、経験豊富な指導医が丁寧にサポート。「見て覚える」ではなく、「一緒に手を動かして教える」指導を大切にしています。

【4】国内外で活躍するキャリアへの道

当科出身者は、国内の大学病院・基幹病院だけではなく、海外留学や国際学会での活躍など、幅広いキャリア形成を支援しています。

当科には、出身大学やこれまでの研修歴にかかわらず、多様なバックグラウンドをもつ医師が集い、それぞれの強みを生かして診療・教育に取り組んでいます。

氏名 出身大学

小宮 達彦

京都大学
平尾 慎吾 京都大学
境 次郎 鹿児島大学
髙内 拓海 滋賀医科大学
中野 憧弥 旭川医科大学
赤熊 悠生 慶応義塾大学
八重樫 耕生 秋田大学
清本 幸太郎 京都府立医科大学
曽山 卓亮 昭和医科大学

非常勤医師

氏名 出身大学

片山 秀幸

京都大学
菅谷 篤史 香川大学

心臓血管外科 OBのメッセージはこちら

研修プログラム概要

【卒後3~5年目】 基本手技と考える力の成熟

手術の基本手技を習得

開胸・閉胸、人工心肺、グラフト採取などを担当します。当院は手技の習得にあたりレポート制を導入しています。まずは手技の目的や手順を十分に理解できているかを、指導医がレポートを通じて確認します。内容が評価された後、実際の手技についても指導医の立ち会いのもとで段階的に実施します。安全性を重視した指導体制のもと、着実に手技を学んでいくことができます。

(例)医師Aの場合(後期研修1年目の半年間は関連病院に勤務)

カンファレンスでの手術計画の立案および各データ計測

術前カンファレンスでは、レジデントが主体となって手術プランニングを担当し、画像評価や手術戦略について活発な議論を行っています。こうした取り組みを通じて、研修修了時には執刀医レベルで手術を計画できるレベルへ到達することを目指します。

大動脈手術のプランニング一例

弁膜症手術のプランニング一例

年複数回の全国学会での発表

日本心臓血管外科学会、日本胸部外科学会、日本血管外科学会での発表を通じて、論理的に考え、考えたことを適切に伝える力を養います。地方会や研究会を含め、後期研修の3年間で20題前後の発表を経験します。
学会発表を通じて、臨床データを整理し、論理的に考え、それを他者に伝える力を養います。これらの力は、手術戦略の立案や日常診療にも直結します。

ステントグラフト執刀開始

当院では資格の取得を積極的に支援しており、後期研修の間にステントグラフト実施医取得を目指しています。

【卒後6~8年目】 積み上げた土台を基に執刀医・論文執筆

・専門医取得、国際学会発表、論文執筆
・開心術の執刀開始
など、より高いレベルの経験と挑戦が可能です。

取得可能な資格・施設認定

・心臓血管外科専門医認定機構 修練基幹施設
・日本外科学会専門医制度 修練施設
・胸部ステントグラフト実施施設
・腹部ステントグラフト実施施設
・経カテーテル的大動脈弁置換術実施施設

働く環境

■年休取得率:2024年度は82.9%、2023年度 51.7%、2022年度 70.8%

■当直回数:月4~6回程度

■ 週間スケジュール例
月曜:手術日・抄読会
火曜:手術日・カンファレンス
木曜:手術日・カンファレンス
金曜:手術日・カンファレンス
土曜・日曜:回診・当番制 

先輩からのメッセージ

どうも、後期研修を終え、医師6年目の髙内拓海と申します。この度は当院の研修プログラムのページをご覧いただき、ありがとうございます。
当院は考える力を持った心臓血管外科医になることを目標とし、ただ手を動かすだけではなく、「なぜ」「どうして」を常に考えています。日々のカンファレンス、日常診療、手術プランニング、学術活動を通じて、「考える力」を養うことができる環境が倉敷中央病院にはあります。また、それだけではなく、基本手技を安全にそして着実に身につけることができます。
実際に私自身、基本手技は自分より後輩の先生と行い、指導できるほどに習熟しました。執刀医としては、開心術に関しては部分的に執刀できるまで育てていただき、EVARに関しても指導医を申請できるまでご指導いただきました。学術活動では、国際学会で発表をする機会もいただき、英語で論文執筆もご指導いただきました。経験豊富な指導医と十分な症例数によって、手術・学術の両方の研修を充実させることができました。
私がまた初期研修医に戻ったとしても、もう一度倉敷中央病院での研修を選択すると思います。ぜひ一度、魅力を体感しに見学に来てください。お待ちしております。

見学・研修のご案内

随時、見学を受け付けています。 実際の手術見学、スタッフとの面談などを通じて、 当科の雰囲気を直接感じることができます。

お問い合わせ・見学申し込み等は下記リンクをご参照ください。

問い合わせページ